テーマ:政治について(20208)
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面白い現象だなと思う アンケート調査結果等では民主党の「ばら撒きマニフェスト」と言われてい る一連の政策に対して、ばら撒き?を受け取る側の国民の中に反対の意 思や批判的な意見が多いという。 政権末期の麻生内閣下での定額給付金の時も同じ様な感じだった。 財源や日本の将来を考慮した意見なのだろうが、評論家や政治家ならいざ 知らず、一時にしろ、利益を享受する側の一般の国民側から「そんなもの要 らない」的意見が出る日本の状況とはどういうものなのだろうか? 他国ではこういう場合どうなのだろう? 国が条件を付けずに「給付する」類のものは喜んで素直に「貰っておく」のが 普通の様な気がするが・・・ これは ・ばら撒きによる将来的な財政破綻を心配できるだけの「現状での安定」を日 本国民が認識できている故か? ・「いらない」と言える程にやはり日本国民は大方裕福なのか? ・生活が苦しくても日本人独特の「国家感」がそう言わせるのだろうか? ・ホントは欲しいのに、ニュース評論等の「受け売りイメージ」だけで無思考な リアクションをしているだけなのか? おけ」という様な考えは日本的?には一見馴染めない様に思うが、振り返れ ば前政権は赤字国債を出してまでの国家的「ばら撒き」をしてきたのだ。 だから今の風潮を「何を今更」とも思う。 ましてや前政権のばら撒きが、金権利権体質の「不公正・不公平」なものと言 われて来たものであったのに対し、少なくとも「ばら撒き」と言われている民主 党案が末端の生活者を前提にしている事を考えると、「そんなもの要らない」 的意見は評価すべきポイントがズレている様に感じる。
最近「再分配」談義が多いが、そんな非効率不公正な「ばら撒き」印象の強い 前の自由民主党政権が世界の保守政権の中では珍しい「再分配型政権」だと 言われていた現実がある。 我々にその印象が薄いのは「システム」と「手法」が歪でバランスを欠いたもの であったからで、自民政権下での「再分配」の殆どは、地方選出の議員が地盤 の利権を背負って予算(税金)を地元へ移譲する形で行われて来た事に起因す るのだが・・・ 次回は自民的・民主的「ばら撒き」と「再分配」の関連を考えてみたい。
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最終更新日
2009.10.01 03:05:06
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