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2010.06.15
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テーマ:徒然日記(23463)
カテゴリ:スポーツ

日本が前評判を覆してカメルーンに勝利した。

格上相手のゲームで、先制した1点を守りきり勝利したという事

実は大きい。サッカーというスポーツは対戦チーム双方に実力差

があっても、戦術をもって弱者が強者に対抗しうる可能性の高い

スポーツなのだ。

1点を守りきったこの勝戦には大いに学ぶべきだろう。

 

昨今、世間でもサッカー解説者等の専門家でも、日本代表の決定

力不足を揶揄する発言が目立つ。本来、決定力不足というのは同

格か格下チーム相手のゲームにおいて使われる言葉であり、客観

的に見て、ここ数試合の国際マッチでの代表チームの敗戦は決定

力不足というより「守備力の不足」であったと言える。

守って守って、カウンターで1点獲って守りきって勝つべき相手ば

かりだった。現在の日本代表はそんなに強くないという認識は

「勝つ為に必要」なのだ。

 

メディアにおいて「日本代表の課題は攻撃力では無く守備力である」

事に強く言及していたのは、嘗ての代表監督であったトルシエくら

いのものかもしれない。現状の日本代表の実力を冷静に判断した適

確な評価だと思う。トルシエは40年以上日本のサッカーを見続けて

きた私の眼から見て過去最高の指導者だったと思われるが、彼を使

い切れず「日本的裁量」でしか対応出来なかった日本サッカー協会

は日本のサッカーを10年遅らせたと私は思っている。

 

W杯という高いレベルでの日本代表の戦術の選択肢は、前線から執

拗なプレッシャーを相手に掛け続け、豊富な運動量による数的優位

で守り続けて数少ない得点機をものにする戦いしか無い。当然体力

的に続くハズも無いのだが、それでも続けなければ勝ち抜く芽は無

いのだ。運動量が減って足が止まり、最終ラインがダラダラと下が

ってしまえば「実力差通り」の結果しか残せないだろう。

 

オランダ戦がタフなゲームになるのは衆知の通りだ。

出来れば「引き分け」悪くても「一点差」の敗戦で乗り切れば予選

リーグ突破は見えてくる。

初戦の「集中が途切れなかった守り」が出来れば好ゲームが期待出

来ると私は思う。

 






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最終更新日  2010.06.16 04:06:43
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