セイヤのblog

強豪国が予選リーグで苦戦し、敗退する面白い展開に成って来てい

るＷ杯だが、深夜のデンマーク戦は視聴できそうもない。

なんとなくだが、明日の朝のニュースで嫌な報告を聞く事になりそ

うな気がしていて怖い。

オランダ戦を１点差の負けで乗り切った事を過大評価する向きもあ

るが、オランダは１点差でも勝てるチームであり、日本は１点差で

しか勝てないチームである現実を直視しなければいけないだろう。

これまでの２試合の日本代表のゲームは賞賛に値するが、それを生

かす為にはデンマーク戦での徹底した「引き分け狙い」の戦いが望

まれる。

日本人の特性なのかもしれないが「引き分け狙いの戦い」というの

は馴染まない様だ。メディアでも「勝つ気で戦わなければ引き分け

にも出来ない」等と当然の様に言い放つ。

リアルに最小限のリスクで結果だけを追い求める事が世界の常識だ

と認識しているが、良く言われる「日本の常識は世界の非常識」

の一面がそこに垣間見られる。

逆説的だが、徹底した堅守での「引き分け狙い」の戦いの結果に１

点差の勝利がオマケで付いてくる位の感覚で良いと思う。

デンマーク相手に端から勝ちに行く感覚は蛮勇に等しい。

Ｗ杯前の敗戦の連続から岡田監督はディフェンシブに機能するバラ

ンスの良いチームを編成したと思う。カメルーン戦、オランダ戦と

変わらぬモチベーションで望めばデンマーク代表を恐れる事は無い

と思うが、努々お調子者が創り出す世論に乗っかって前のめりの戦

いに成らない様に願いたい。

「０対０」「１対０」「１対１」で逃げ切る展開に持ち込めるかど

うか・・・２点目を許してしまえば予選突破は赤信号だ。

「日本代表２対０でデンマーク代表に勝利」

そんな報告を朝に聞きたいものだが・・・