テーマ:政治について(20219)
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尖閣事件で海保に殉職者が出ていたという情報が流れている。 真実であれば一気に緊張は高まるが、いくら弱腰外交と言われる現政権 でも、そんな直ぐにばれる愚かな隠蔽を流石に選択などしないだろうと 私は思っている。
だが、この情報がデマだとしても、現実にそうなる危険性が高まってい るという認識は大切だ。中国本土における反日デモなどには日本側で一 々反応するのは愚かであり必要は無いが、中国政府が公に尖閣諸島を 「核心的な利益」と宣言した事は一大事だ。 これが日本国に向けて「尖閣諸島が中国領土である」が故の「領土紛 争開始の宣言」をしたということである事を理解している日本人がどれ 位いるのだろう? 本日も中国の調査船が領海侵犯をしたというニュースが流れていたが、 海上保安庁が拿捕したという報告は聞いてはいない。 私の年代には嘗ての北洋に於ける日ソの状況を彷彿とさせる状況だ。 その北方4島は日本の主張も虚しく、ロシア国土として既成事実化して 現在に至っている。 中国共産党もいきなり軍船に領海侵犯させて国際世論の反発をかう様な 愚行には出て来ないであろうが、卑近に大量の中国漁船の日本領海内 (中国側は認めないだろうが)での操業や、日本漁船の中国側による拿 捕という事件が起こるだろう。 この段階で物理的・精神的な国家間での小競り合いとなるが、これには 海上保安庁だけでの対応は不可能だ。 海上及び航空自衛隊の配備を日本政府は決断できるのか? こんな時の為に憲法9条を姑息に拡大解釈して自衛権を唱えてき来たの ではかったのか?
こういう事態に直面すると、法というものが形式を定める役割に留ま るものであり、その法の定めを守るものの実質が暴力や軍事力である 事を実感する。 もちろん対話を継続する重要性は変わる事はないが、現実に対話の結論 を引き出す過程に日本的な情緒が入る隙間は無い。 「友愛による痛み分け」などありえないのだ。 少なくとも日本側の大幅な譲歩無しに対話での決着は無い。 その大幅な譲歩を日本国民が納得出来るなら「何をか言わん」だが・・・
いま、国会において海上保安庁のビデオ流出事件の質疑をやっている。 流出元が判明したらしいが、無意味な応答が続いている。 こんなこと遣っている場合なのか!!
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