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2011.01.08
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菅総理が内閣改造の為の調整に入ったらしい。

13日の党大会後に表明するらしいが、何の為の内閣改造なのだろう

か? 自ら下衆な政局の渦の中に飛び込んで自己保身を図ろうとする

姿勢が露骨に伝わってくる。

「改造が必要だ」と考えた所以に着目留意すれば、他に遣るべき事が

山の様にある事は明白なのだ。

 

ニュースを賑やかしている小沢との確執に関しても本質からズレて

いる。私は民主党政権を選択した時から小沢批判をずっと続けてき

ているが、現在の無理矢理な検察審議会や政倫審を絡めた小沢叩き

には本当にウンザリしている。

強制起訴は結局空振りに終わるのは目に見えているし、政倫審等で

何が出てくる訳でも無い。その結果の流れで小沢肯定論が息を吹き

返せば日本の政治は再び大きく停滞するだろう。

http://plaza.rakuten.co.jp/unskilfulsloter/diary/201009010001/

そもそも、現状での法整備に不備があるにせよ、法的に問えないものを

立法府に持ち込んで道徳的に追求するというセンスに閉口する。

政治家が小沢的手法に正当性が無いと考えるなら、それを規制する法案

を党派を超えて全会一致で提出すれば良い。無意識下か意識下かは解か

らぬが、それが自らの首も絞める事になるのが解かっているから、菅内

閣も野党も愚かなパフォーマンスとしての「吊るし上げ」でお茶を濁す

事に執着する事になるのだろう。

 

民主党政権は未だに国家のグランドデザインを提示出来ず、小手先の対

処主義に陥る事で泥沼の状況にある。このままでは自民党的政治へ先祖

がえりしてしまうだろう。

此の場に及んで菅内閣は目指すべき国家像についてのみ語り、野に下る

事を恐れずに黙って鳩山と小沢を切るべきであった。下らぬ揚げ足取り

である野党の問責など相手にせず、それが齎す不利益としての予算成立

と政策実行の遅延への評価こそ有権者に委ねればいいのだ、

 

現在の混沌からの脱出の為には、地道に「思い」のひとつひとつを

「国民へ提示」し、その評価としての国民の「信任」を得るという事を

繰り返し繰り返し行うしか無いだろう。

民主党政権のその視線の先にあったであろう「国民の幸福」が、何時の

間にか「政局」や「野党」に変貌し固定されてしまっている事を菅総理

以下、全ての民主党の政治家は認識すべきだろう。

 






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最終更新日  2011.01.09 01:20:21
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