セイヤのblog

本日も世は平静をたもっており。中東情勢の情報もバーレーンのデ

モ弾圧のニュースが流れて来ているだけ。

どうも肩透かしを食った感じですが、こんな時は一先ず世界よりも

デカい宇宙規模の話題へ・・・^^;



私は数理の分野には縁の無い人間ですが、巷に多い「文系の横好

き」のアインシュタインファンの一人です。発端はあり勝ちなSF小

説ですが、其処から一般向けに書かれた相対性理論の解説書や彼の

伝記等を読み漁り、ホーキング博士に繋がって行ました。

当然、難解な数式などが書かれている部分は「美しいなぁー」と眺

め飛ばし^^;、概要を掴む事の連続ですが、それでも「なんと魅力

的で、面白そうな世界なんだ」と思います。

そんな私を驚かせた昨年9月のニュース。

「光速を超えたニュートリノ」

一騒ぎあった後しばらく話題になりませんでしたが、今月に入って

立て続けにNHKの番組で取り上げられて巷でもプチ再ブレイクしてい

る様です。


日本の名古屋大学が参加する国際研究チーム「OPERA」の実験にお

いて、素粒子であるニュートリノが、光速という「超えてはいけな

いモノ？」を超えてしまった実験結果に世界が騒然としました。

その差10億分の65秒（65ナノ秒）て・・・

「そんな差、同着と違うんかいっ！」と突っ込みたくなる処ですが

、実は世界標準時間も同程度の精度で決めていということで其処は

納得。

納得いかないのは科学者達です。

「光速度不変の法則」を否定される事は、自分達のやってきた現代

科学の全否定です。

当然、計測の不備だという指摘が多くされましたが、OPERAは「自

分達も結果を疑って追試をしたが結果は同じだった。」としました。

これから色々な研究機関で追試が行われるのでしょうが、私はこの

研究結果に向き合った時の数物学者達の姿勢が面白いなと感じたの

です。

「まず、計測の間違いであろう」という思いが強い様ですが、自分

達の歴史が覆えされ兼ねない事態に「本当だったら面白い」という

部分が多分にある様です。

計測間違いが追試で証明されてしまっては其処で終わりですが、計

測結果が正しいとなったら、その後に待っているのは「宇宙規模の

リボリューション」です。

大方の数物学者は、計測が正しくとも相対性理論下での証明は可能

であると考えている様です。アインシュタインの理論の素晴らしさ

は、その発表から今日に至るまでに年数を経る程にその正確さが追

認されて来ている事で、彼自身が誤りだったと訂正した理論まで実

は正しかった事が証明されたりしていますので、当然でもあります。


「確かにニュートリノの方が早かった」が「光速度不変の法則には

適合している」とする為には、「ニュートリノが近道をした」とい

う仮説になるのでしょうか。

何かワクワクしますよねぇ^^

その「近道」が人間に齎してくれるものは何なのでしょうか。


もし、本当に相対性理論が否定される様な事態になったら・・・

・・・どうなるんでしょう？^^;