テーマ:徒然日記(23461)
カテゴリ:雑談
「なぜ僕は、ほんの僅かな期間だけ、美味しんぼの表現を擁護しようと考え、そしてそれを辞めたのか」
「美味しんぼ」はラーメン屋に入った時に読む程度ですが、含蓄に富んだ割と好きなジャンルのコミックです。この問題となったものについては現段階で読んでおらず是非の判断は保留しなければいけませんので、ネットでの賛否両論の記事を拾い読みした感想レベルなのですが・・・ 雁屋氏の語る「「今の日本の社会は『自分たちに不都合な真実を嫌い』『心地の良い嘘を求める」空気に包まれている』という尤もらしい言説は真実ではあるのですが、これを自己正当化の論拠とすると忽ち同じ論拠で反証されて無限循環に陥ります。多分「大衆は複雑な真理より、簡単明瞭な嘘(フィクション)を好む」という或る小説の一説のパクリだと思うのですが、ここで言う「真理」は、雁屋氏の論拠にも反論するする人々の論拠にも現段階では中立である事には留意しなければいけません。 科学的論拠がなければ現実に言及出来無いというのでは社会は閉塞してしまうので、雁屋氏の漫画は「自己流の統計的仮説」と捉えればいいもので、自己流でも統計に客観的な有意性があるのなら言論としての言を曲げる必要は無いと思われます、が、実際には如何なのでしょう? 反論者の記事は「事故後に鼻血の出る様になった子供が突出して増えた」という事実は無く、事実を歪める表現が漫画中に多用されている事を指摘しています。 どうも状況的には雁屋氏に分が悪い様で、もしそうであるのなら影響力のあるメディアを背負っている雁屋氏に言を改める必要性と責任性は在ると思われます。 現段階でハッキリしている事はビッグコミックスピリッツの売り上げが反論者の期待を裏切って伸びるであろうという事だけです。続編があるという事で、結末を知る為に普段購入しない私まで読者になろうと思っている位なのですから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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