バチカン教皇庁聖職者省が「国際エクソシスト協会」(AIE)をカトリック団体として公認
「悪魔も神ではないのか?」という原初的な疑問は於いて置いて・・・
[無神論者=無悪魔論者]
[有神論者=有悪魔論者] だとしても
[積極的な信仰を持たぬ人間≦漠然と悪魔(的なモノ)を恐れる人間] という図式は、世俗的、文学的、歴史的に肯定出来る経験的な合理性はあると思われますので、当然教皇庁には悪魔の存在を積極的に肯定する事が布教にも利するという理解はあると思われます。
まぁ、悪魔が居るなら当然神も居るだろうという話ではあるのですが、哲学者で数学者のパスカルの言説をそのまま流用・アレンジして
「神が在る」+「悪魔が在る」=救われる
「神が在る」+「悪魔は無い」=救われる
「神が無い」+「悪魔が在る」=救われない
「神が無い」+「悪魔が無い」=無利害
という事で「神が在ると信じた方がお得ですよ」という事になります。
フランシスコ教皇のお言葉のある「悪魔」の定義が知りたい処です。世俗的な悪魔の定義などは曖昧で恣意的なものでありますので端からこんな論建ては無駄な事なのかもしれませんが、論理的には「神が居るから悪魔が居るのだ」という摩り替えも可能なのですね。
お膝元のイタリアで悪魔祓いの需要が増えているとの事ですが、スペインやギリシャ、ポルトガルでも増えているのでは?と推察するのですが如何なのでしょうね?