テーマ:政治について(20202)
カテゴリ:経済
個人的には全く馬鹿げた行いだと考えているのですが、本日ギリシャで国民投票が行われます。
ギリシャが不当に国家財政を粉飾してEU通貨統合に参加し、実際には国家破綻状態であった事を一般の私達が知ったのが4年前の事。 当時にこんな記事を書いていました。 February 10, 2012「デフォルトさせるべきでは」 June 16, 2012「秩序的なギリシャEU離脱の道」 責任先送りで現実から目を背け「なんとかなるだろう・・・」と考えるのは日本の専売特許でも無いと言うことなのでしょうが、ソフトランディングの可能性を逸し続けて来たであろう事は間違い無いでしょうね。 EUの理念は理解しますが国家の枠組みを残したままの通貨統合はやはり理想に走り過ぎであり、国別に通貨政策が取れない事の弊害は想定以上に大きなものだったという事なのだと思います。元々ユーロは決済用仮想通貨であり、国家独自の通貨の価値をベースに運用していたものを収斂する全体最適基準など端から在るハズも無かろうというのが私の思いです。 しかし、ギリシャの様な小国の破綻でこの騒ぎではイタリアやスペインのケースでは如何成ってしまうのでしょうね。現実的にはギリシャを前例にして「秩序的な離脱例」をつくり、離脱後のギリシャを支援していくという事以外に道は無いのではないでしょうか。 EUとしてはロシア・中国の支援は避けたい処でしょうが、其れも視野に入れなければいけないかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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