いったい誰のための高校野球なのか?
東洋経済オンライン
随分と昔から言われ続けている事ですが、一向に改まる気配すら無い「古くて新しい話」ですね。
インターネットが普及する前のパソコン通信の頃の話ですから40年も前の事ですが、こうした状況も踏まえた上で「学生スポーツに全国大会はいらない!」という様な記事を書いた覚えがあります。
これは球児やプレイヤーの問題ではなく、競技をとりまく周りの大人達の意識・リテラシーの問題なんですね。球児の一心不乱さに感動する市井のファナティシズムは一先ず致し方ない事としても、組織の長やマスコミまでが情緒優先で定量的な理解を欠く在り様は、やはり山本七平も指摘した空気が支配する国柄であり、司馬遼太郎が「日本の通弊」と懸念した不合理が未だに日本社会を支配しているのを感じます。
色々な意味合いで、子供達を守る事以上に大切な仕事など大人には無いと思いますけどね、、、