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先進国の中で唯一GDPの伸びが見られ無かった、所謂「失われた20年」の原因に関して、極めてシンプルに「インターネットの本質を捉え切れなかった事である。」とする此の記事は興味深く、全てでは無いが核心を突いていると思われます。
東洋経済オンライン
筆者はインターネットの本質を「自立」「分散」「協調」と定義している。 日本的な省庁や企業の縦割り組織(ピラミッド型組織)には其れが単なる方法論としか認識出来ず、インターネットに最適化する為の「自立・分散・協調型組織」への構造改革が遅々として進んでいない事を停滞の原因と筆者は分析しています。 甚だ一般論の域を出ない感じでもありますが、実感として肯定出来る今までに無かった論点だと思います。 安倍政権発足以来提唱し続けている「第三の矢」は放たれず、逆に抵抗勢力による規制緩和潰しにマスコミや国民が挙って同調するという絶望的な有様を眼にする時、今更ながらに自分の国の閉鎖性と経路依存症の酷さを再確認します。よく言われる「既得権益の堅持」なんてもの以前の、もっとプリミィティブな性質が関与しているのでしょう。 ネット依存症が社会問題になる程にインターネットが普及しても、その本質を捉え切れずに停滞しているのは組織だけでなく、我々日本人一人一人が同様であるのだと思われます。
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