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Mar 2, 2008
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テーマ:闘病日記(4014)
カテゴリ:病気
2月21日(木)の日記


明日が入院の日だが、今日は午前中は次女の発表会で午後は長女の参観&懇談会とPTA総会。
うまいこと、入院でも診察でもないこの木曜日に全ての行事が収まっていてよかった。


しかし、次女の発表会、行ったものの脚の痛みに気が行って発表会に集中できず、あまり記憶にない。
その後の長女の参観も記憶になく、懇談会とPTA総会は欠席させてもらった。
本来なら、指名委員なのでPTA総会は基本的に役員全員参加だったので、私も参観に行くぐらいなら総会にも出席するつもりでいたのだが、急遽欠席させてもらった。

申し訳なかったけれど、後に、仕事やらなんやらで指名委員13名中半分ほどの参加だと聞いたので、幾分気がラクになった。




2月22日(金)の日記

<入院>


10時前に病院に着。


私とダンナと、この日たまたま幼稚園がお休みだった次女も一緒にタクシーに乗って。
片道2500円ほど。


10時前に入院手続きを済ませ、病棟に案内される。

6人部屋。
70-60歳の人4人と50歳の人。

50歳の人は私と同じ日に入院で、同じく明日手術。
後に聞くと、ヒザの軟骨が欠けてヒザの中でコロコロ動いている状態なのでそれを治す手術だそうで。
別名”関節ねずみ”ってやつ。

今は片ヒザだけだけど、もう一方の方も遅かれ同じ症状が出るのでついでに両膝をするそうな。
両膝なんて大変だと思うけど、また症状が出てまた入院・手術するよりも一度にやってしまった方が負担も一度で終わるしって。
ま、確かにその通りだろうな。


他に、足首を骨折した人、腕を骨折した人、ヒザを骨折した人、ヒザに人工関節を入れた人と全員、整形外科患者。
なので、ケガはしてるけど、内科的病気でないので全員体自体は元気なもんだから、この入院中に仲良しになった。
特に50歳の人と人工関節を入れたおばちゃんとはすごく話しやすくて仲良しになって、入院生活も退屈しなかった。


しかし、この日はまだ初対面で大人しくしていたし、10時までに入院するようにと言われたものの、手術前の処置など特になく一日を退屈に過ごした。

処置といえば、手術する右足の産毛を剃ったぐらい。
あとはシャワーを浴びておくようにと言われた。


この日、ダンナと次女は早々に帰ったが(長女が小学校から帰ってくるので)、夜6時以降に主治医からの説明があるので、子どもは私の実家に預け、ダンナだけもう一度来ることに。



テレビカードを買ってこの日はずっと見ていた。
1枚1000円で16時間半分見られる。
今回の入院は9日間の入院だったが、この間、2枚半を使った。




2月23日(土)の日記


<手術当日>



朝から絶食。

私の手術の順番は4番目。
昼以降なので8時頃までは水分も摂っていいと言われる。


私と同じく昨日入院してきた隣のベッドの人は1番目。
9時から。
朝から点滴の準備などバタバタ。


同じ手術するなら早い方がいい。
こうやって待ってる間がドキドキする。


編み物をしながら時間を潰していると、1時間半ほど経って隣の人が戻ってきた。
はやっ!


その後、看護士さんがやってきて、「1時頃になります」と手術開始時間を教えてくれた。
昨日は、3時頃かもと言われていたので、ダンナや母にはそう伝えていたので、時間変更を伝えに電話をする。
まぁ、別に間に合わなくても構わないけれど。
もう何度も手術を経験しているので、今回は余裕という感じなので。
でも、一応電話しておく。
ついでに、ダンナには開業医から借りていた松葉杖を返しに行ってもらうよう伝える。


11時頃になって点滴を入れられる。
浣腸は、昨日や今朝にお通じがあったのならいいということで省略。
こういう手術前の処置で何がイヤかというと、尿管を入れられること。
しかし、今回は術後すぐに車椅子での移動が可能らしいので尿管は入れなくてもいいらしい。
よかった(^^♪
麻酔の効きをよくする為の筋肉注射もこの病院はない。
最近はしない病院も増えているらしいけれど、まだまだこの注射をする病院もある。
この筋肉注射、とっても痛い。
これがないのは、患者にとってはかなり負担減。



刻々と手術時間が近づく。
手術着に着替えているとダンナと子どもがやってきた。
お昼ご飯をまだ食べていないってことで、コンビニ弁当持参で。

一晩子どもに会ってないだけで子どもがかわいい。
昨日近所のスーパーで買ったお菓子を子どもにあげる。
手術中待ってるの退屈だろうしね。
ロビーは飲食OKと言われたので、そっちに移動する。


そうこうしていると、手術室に行きましょうとストレッチャーが運ばれてきた。
その時ちょうど母と父も来てくれた。

長女・次女の帝王切開の時は、怖くて震えていたけど、今回は足を少し切るだけということもあって、あまり怖くなく笑顔で行ってきまーすと言える余裕があった。


手術室に入る前の部屋で病棟の看護士さんから手術室のスタッフへとバトンタッチ。
病棟のストレッチャーから手術室のストレッチャーに移動される。
3人がかりで移動される。

「自分の名前を言ってください」と名前の確認をされる。
「手術する方はどちらですか?」と左右どちらの足かを確認される。


いよいよ手術室。

ストレッチャーから手術室のベッドへこれまた3人がかりで移動される。

何度移動されるんだろう。
今は自分で動けるんだから、最初から手術室のベッドへトコトコ歩いて行ってもいいんじゃないかと思うんだけど、それはあかんのかな?
歩くのは極端にしても車椅子でもいいんじゃないかと思うんだけど・・・。
何か不都合でもあるのだろうか?


ベッドに横になるともう、まな板の鯉。
されるがまま。
心電図をつけられたり、指先に血圧を測る器具を挟まれたり。
腰椎麻酔を打つ為、横向きになり背中をムギューと丸められたり。


腰に打たれる最初の1本が痛い。
刺される痛さよりも薬剤を注入される時の重たい感覚が痛い。
最初の1本は、局所麻酔らしい。
この局所麻酔のおかげでその後3回ほど腰椎麻酔を打たれたが、背骨の骨をさぐりながら骨に当たらないように指で押している感覚があっただけで、全く痛くなかった。

手術する右足を下にして横向き状態で、麻酔が効くまでそのまま。

途中、冷たい消毒綿で「冷たいか冷たくないか?」と確認される。
麻酔が中途半端な状態で始められるのが怖くて「まだ、冷たい」「まだ分る」と言う私。
3回目ほどで、「う~ん・・・多分冷たい」と。
ドクター「よっしゃ」
ヒャー始めちゃうのね~。
右足全体を消毒しているらしい。
やっぱり、怖いな~怖いな~。
他のことで気分紛らわしておこうと看護士さんとお喋りをする。

看護士さん、私の上にかけられたシートで何かのモニターが私から見えないようにしている。
何だろう?と見ると、きっとこれ私の足の中の様子なんだわ~。

私の手術、関節鏡視下手術。
ヒザに2箇所1cmほどのキズを開け、1方から小さなカメラを挿入してモニターを見ながら手術する。
きっとこの映像だったのだろう。
しかし、私が見ても、なんだか白っぽい映像でよく分からなかった。

なんだか、右足にグイグイ引っ張られるような感覚があるな~。
痛くないけど、気持ち悪いな~。

そういえば、手術中は、全身麻酔じゃなくても、睡眠導入剤などの影響で寝ている間に終わると先生言っていたっけ。
同室の患者さんも今日一番の手術だった隣の人も「寝ている間に終わった」と言ってた。
私はいつになったら寝られるんだろう????
そのうち寝られるかな~???
それとも、まだ薬入れてくれてないのかな???

ぼんやり考えていると、足を拭いているらしい。
と、「はい、終わりましたよ~」
どうやらさっきのは、右足全体に塗った黄色い消毒を拭っていたよう。


”え?いつの間に???というか、私、寝てないし、起きてたし!”
なんで、寝られなかったんだろう?


手術室の手術時間を示す電光掲示板を見ると50分ほどしか経ってない。


ストレッチャーに再び乗せられ病室に運ばれる。
一応、手術中意識はずっとありしっかりしていたつもりだったけど、やっぱり微かに薬の影響も受けていたようで、手術室にいた間より病室に戻ってきてからの方が意識ははっきりしていた。
術中は多少なりともボーとしていたんだろう。



落ち着いてからドクターがベッドに来て説明してくれた。

私の割れた半月板。
手術前日は、縫合できるなら縫合して温存できるようにしたいと言ってくれたが、カメラで実際に中を見てみるとズタボロに粉々になっていて除去しかなく、割れた内側の半月板は全部取ったということ。
取れる物は取って患者さんに小瓶に入れて渡しているんだけど、私の場合は、掴み取ることさえできないぐらいに粉々だったようで・・・。

残っている外側の半月板も既にヒビが入っているので、こちらも放っておくといずれ割れるから、その為には早く前十字靭帯を治さなければならないそうな。

そして、前十字靭帯は、切れてからかなりの月日が経っているので、周りの組織に吸収されてすっかりなくなっていると。

そんなに悪かったのね~。私のヒザ。


それにしても、MRIだけでは細かいことまで分からないものなんだ。



ここ数日、私に伴って病院通いばかりで待ち時間ばかりでほとほと嫌気がさしている子ども達が、「はよ帰ろ」とうるさい。
別に私も重篤な患者じゃないので「もう帰っていいよ~」
「じゃあね~ばいばーい」と子どももあっさりしたものだ。

次女出産で入院していた時は、当時2歳だった長女は、私を振り返り振り返り寂しげな表情をしながらダンナに連れて帰られ、違う日母と一緒に来た際もエレベータ前で別れエレベータが閉まったと同時にうわーーーん!と号泣していたもんだけど。
今回は、振り返りもせずにルンルン♪♪♪で帰っていった。



麻酔が効いている間は痛くなかった足も、麻酔が切れるにしたがって鈍痛が・・・。
表面のキズの痛みではなく内部的な痛み。
いくら表面的な傷口は小さいとはいえ、やはり中をいじくりまわしているから術後全く痛みがないわけではない。
中の痛みが強い。

徐々に痛みが増してくる。

痛い・・・・。痛い・・・・。
完全に麻酔がきれてないので足は指先しか動かせないけれど、じっとしていても痛い。

いや、しかし、長女・次女の帝王切開後の痛みを思えばまだ耐えられる範囲。
あれは、脂汗が出てどうにもこうにも悶絶モンだったけれど、まだそこまでではない。
あの時は脂汗出るぐらい痛くても、痛み止めを制限されていたから、これぐらいの痛みならまだ耐えなくては・・・。
脂汗もまだ出てないしな。
ガマンしよう・・・・。
などとウンウン唸りながらガマンしていたのだけど、看護士さんに「坐薬入れましょうか?」と言われる。
「いや、脂汗出るほどの痛みではないので・・・」と言うと
「脂汗出るまでガマンしなくても~」と笑われる。
痛ければ利用していいのですよ~と。

あ、そうなんだ~。




腸が動き出したかを看護士さんに確認してもらって、夕食は普通食が出た。
食欲はそれほどなかったけれど、朝・昼絶食だったのでお腹はグーグー鳴っている。
体は正直。


夕食後、痛み止めの薬も服用。
しかし、まだ痛い。

でも、多少は効いたのか、いざ動こうとしたら比較的自分で動くことができ、夕食後車椅子で自力でお手洗いに行くことができた。


点滴は、寝る前に終了。
点滴を取っただけでもだいぶラクになる。


夜痛みで疼いて眠れなくならないように、寝る前に眠剤をもらって寝る。


おかげで、普段でも一晩2-3回目覚める私が、一晩一度も起きることなく朝まで熟睡できた。








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Last updated  May 8, 2008 11:46:16 AM
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