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カテゴリ:日記
学生時代からの友人Aの実家に行きました。
Aのお母さんに会うために。 Aは数年前のこの月、自死でこの世を去りました。 以来、この季節がやってくると 必ず彼女の両親を訪ねます。 「娘が来た」といって、 喜んで迎えてくださるお母さん。 おいしいものを用意して、お土産まで持たせてくださる。 胸が痛いです。 去年お訪ねした時、 Aの死について自分を責めているふうのお母さんにお話しました。 「Aは病死したんですよ」 Aは心を病むほどにあることで自分を責め、悩み抜き、 うつ病を発症していたと思われます。 うつを患うと、必ずといっていいほど、 自らの死を願うようになります。 以前、ある牧師から、 「うつになって、自ら命を絶つことは、自殺とは言わないんですよ」 「自死といって、病死なんです」 この言葉に私自身が深く慰められていました。 Aの死を止められなかった友人としての自分を 少なからず私も責めていたからです。 お母さんも、「Aは病死なんだ」という言葉を 喜んで聞いてくれました。 自死によって愛する家族を失った人々が 元気を取り戻し、立ち直っていくには、 途方もなく長い時間がかかることだろうと思います。 自分に出来ることは殆どないと思います。 ただ、心に寄り添うことが出来たらと、願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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