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カテゴリ:らみい
発表会ネタが続きます。
発表会当日、とても印象に残った演奏について書こうと思います。 Bちゃん(小2)は、あるアニメの主題歌を弾きました。 レッスンでも当日のリハーサルでも、暗譜で上手に弾いていました。 ところが本番、最初調子よく弾き始めたものの、一つ間違った音を弾いたとたんに 頭が真っ白になってしまったらしく、完全に音楽が止まってしまいました。 Uooは舞台袖でハラハラしながらモニターを見つめていましたが、 数回弾きなおそうとして、それでも正しい音が見つからなかったBちゃんは、 客席のお母さんのいる辺りをじっと見つめました。 「最初から弾きなおしてもらおう」と思い、Bちゃんに声をかけようとした瞬間、 なんとか正しい音を探し出したBちゃんは、途中から再び弾きなおすことが出来、 そのまま最後まで弾ききることができました。 ソロ演奏の孤独さ、、、 たった一人で大勢のお客さんに楽しんでもらえる音楽を奏でるという責任、 その重たさを思うと、その時のBちゃんの心境はいかばかりか・・・ 最後までとにかく弾ききったBちゃんは、本当によく頑張ったと思います。 Bちゃんのアンケート用紙には、お母さんの字で、 本番に失敗してしまったことがショックで、まだ何も考えられないようです、 と書いてありました。 他の生徒達は、概ね自分の演奏に満足している様子ですが、 Bちゃんにとっては、大きなトラウマになりかねない事件だったに違いありません。 このアンケートを読んだとき、 Uooがあの同じ舞台で、自分の演奏を大失敗してしまったことには、 意味があったんだな~と思いました。 Bちゃんの気持ちが痛いほどよく分かるからです。 生徒と共に苦しんだり、悲しんだりしながらも、 一緒に頑張って、いろんな壁を乗り越えていきたいと思わせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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