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いとしのロビンフッドさま

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2008.07.24
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カテゴリ:アニメ
今回は犯人探しでもなく、先週のような???な事件でもなく
強いていえばヒューマンドラマ的な要素が多い事件でした。

<あらすじ>

映画監督の狭川修平が自宅の庭で般若の面を被った犯人に刺殺されるという事件が起こる。

監視カメラの映像から、狭川が最後に話した言葉は「すみれ」という事がわかった。
この狭川修平は若い頃に全盲になってしまい、惜しまれながら映画界を去っていったという経歴の持ち主で、般若の面を被った人物は狭川の撮った映画ではよく登場していた・・・という事だった。

そこで委員会からの要請で狭川修平の脳を検視することになった。

狭川修平は全盲だったが人間国宝級の映画監督であり、犯人探しよりもその視覚に何が残されているかが研究資料になる・・・というのが委員会の本音のようだった。
そしてそれには狭川の妻も同意しているということだった。

早速青木と岡部で狭川の家に出向くと、妻の和歌子と家政婦の嶋沢サキが応対してくれた。
そして和歌子は是非主人の脳の映像をみせてほしいと青木達に懇願する。
その熱心さにはどことなく違和感が・・・


その後の捜査で、狭川には高校時代に書いた幻の作品があり、狭川の脳に残された「すみれ」という女性が般若の面を取るラストショットはその作品のラストであることがわかる。

そしてそれは映像化された記録がないことから、狭川の脳内にのみ存在する作品であることがわかった。


ーーーーーーそしてその後唐突に犯人が自首してきて捜査は終了となる!


犯人は家政婦の嶋沢サキだった。


真相はこうだ。


狭川修平は高校の時から映画監督になる夢があり、和歌子は女優になる夢があった。
そして狭川は和歌子にこう約束する
「いつか必ず映画監督になって君の主演する映画を撮る」
と。

そして狭川は20代の若さで監督デビューが決まり、そのオーデションを女優を目指していた和歌子は受けた。しかし約束より映画の完成度を取った狭川は和歌子を選ばなかった。

その後、和歌子は女優をあきらめ看護士に・・・2度目の再会は皮肉にも狭川が全盲になる寸前の病人と看護士という形だった。

狭川は、自分との約束を果たさなかった事を和歌子は今でも恨んでいるだろうとずっと苦しんでいた。

そんな狭川が思いついたのがMRI。
これなら全盲の自分でも作品を残すことができる・・・
ただし命と引き換えに。

そこで家政婦の嶋沢サキに頼んで半ば自殺のように死んでいったのだった。

そして最後、病気でもう長いこと生きていられない和歌子は第九に招かれて、狭川の
最後の作品を見ることができたのだった。




話は理解できるのですが、正直私は納得できません。
今回の事件も前回と同様に第九の捜査が世間一般に知られ渡っているために起こった事件だと思うし、どんな事情があってもこういう個人的な事情でMRIを使っていいのか・・・と思うのですよね。(不幸な事情を持つ人なんてこの世にいくらでもいるわけですから、こういうのを許していたらキリがないと思うのですが・・・)

あと1つどうしても話で引っかかるのは、狭川が和歌子を選ばなかったという事件の1番の原因となった話ですが・・・・

すいません、私はここも理解できません><
人間国宝級の映画監督が和歌子を選ばなかったのはある意味当然で・・・
逆に約束を優先して完成度の高い他の女優を選ばない方が後悔すると思うのです。
それぐらい厳しい世界だと思うのですが・・・
それがずっと心の重荷だったというのは・・・盲目な自分に対して献身的な妻である和歌子への申し訳ないという気持ちが増幅された結果なのでしょうか・・・

しかも自分の死後、MRI捜査をしてもらうのを前提に他人に殺人を強要するなんて・・・言語道断!本当に人間国宝級な人物なのかと思ってしまいます。

私って冷酷かな~。でも、警察がここを誤っちゃダメだと思うんですよね~。

事件そのものは監視カメラの映像も残されていたわけだし、なにもMRI捜査に頼るほどの事件だったのか?という気もまたまたしますね~~。

どうも警察も安易にMRIに頼りすぎてる気がするのですが・・・
ま、今回は委員会からの要請で研究資料のため・・・という事でしたが、なんか無理やり辻褄をあわせられてしまったのかな・・・という気も・・・


30分に収めて、尚且つ視聴者が納得いく話も難しいのでしょうが、もうちょっと頑張ってほしい・・・というのが本音かな~。






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最終更新日  2008.07.24 16:40:36
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