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カテゴリ:娘のこと
8/17のお話しです。
わかってあげたい子供の心のこんなとこの著者である歯医者さんへ行きました。 娘は保育園の定期検診で虫歯が発覚したのです。 3ヶ月ほど前でしょうか・・・近所の歯医者さんへ連れて行きました。 待合室にはこどものおもちゃがたくさん置かれていて、こどもの治療にも慣れているようでした。 診察室には私と一緒に入り、怖くないようにお母さんがこどもの手を握っていて下さいと言われました。 治療の前には丁寧にこれからすることを娘に説明してくれました。 削る機械を動かして先生の指にあてながら、「これは音はすごいけど痛くないよ。ほら、先生の指にあてても先生痛くないやろ」とか、ひとつひとつ丁寧に・・。 そして、「頑張れる?」と娘に聞くと、娘も「うん」とうなづきました。 それでは、、と椅子を倒して「口を大きく開けて」と先生が言った途端に、娘がわーん!!と大声で泣き出しました。我慢していたものがとうとう切れてしまったかのように・・・。 結局治療はできず、、。 先生は「次に来たときにまだ泣くようやったら、今度は押さえつけて治療しちゃいますから。今度来るまでにお母さんは歯医者は怖くないってことを娘さんに言い聞かせておいてくださいね」とおっしゃいました。。 私は「何かが違う・・」という思いでいっぱいでした。 何が違うんだろう?こどもに親切なようだけれど、、。 でもやっぱり嫌だという思いが強くて次の診察には行きませんでした。 そして出会ったわかってあげたい子供の心のこんなとこ あぁ、こんな歯医者さんに診てもらいたいなぁー、と思ったのです。 こどもだましのことをする歯医者さんじゃなくて、こどもの心に寄り添ってくれる歯医者さんとでも言うのでしょうか。 歯医者さんは小さなビルの2階のこぢんまりしたところにありました。 受付(歯科助手?)の方はお二人。お二人ともとても感じがよくて歯医者さんに来たのにふっと弛む感じ。 受付の前には手作りのおもちゃが所狭しと並べてあります。 患者さんは他には誰もいないようでした。 早速、診察室へ通されます。 先ほど受付でお話ししたおばちゃんと娘が手をつないで診察室へ入っていきます。私は診察室には入らず外のドアからのぞきます。 歯医者さんの椅子をみた途端に泣き出す娘。 「おかあさーん!おかあさーん!」と言いながら泣いています。 何を話しているのかはよく聞こえないのですが、さっきのおばちゃんが何かを娘に話しながら娘を椅子に座らせます。 それでもまだしばらく泣いていました。 そして先生が何か声をかけています。 その時、急に娘が泣きやんだのです。 おやっ?と思って見ていると、何と大きく口も開けています。 これには私もびっくり。 ちゃんと診療を終えて、診察室を歩いて出てきました。 先生、どんな魔法をかけたのかしらー?とびっくりの私。 その時先生が出てきました。 聞いてみると、、、 「信頼してあげたら大丈夫。ちゃんとできるよと信頼してあげたら娘さんはちゃんとできますよ」とひとこと。 うーーむ、すごすぎるよー先生。 結局診察の細かな説明とか、娘には必要なかったわけか。 信頼。簡単そうで一番難しいのかも。 そうそう、それと虫歯なんですが、 先生に言わせると「どれも治療の必要のない虫歯。虫歯かしら?という位の虫歯です」 というわけで、治療もうすい進行止めを塗るにとどまりました。 前の歯医者さんでは「今治療しておかなかったら大変なことになる」と散々おどかされたんですが・・・。 ひとつ、なるほどなーと感心したことを書き忘れていました。 診察室にはいるとき、歯科助手のおばちゃんが手をつないで入ってくれるのですが、私が「頑張ってね!」と声をかけると「Sちゃんは頑張らないでいいのよー。頑張るのは先生、ね」とさりげなく言ってくださいました。 そうなんだよね。。頑張って!の一言でどれだけプレッシャーをかけてしまっているか、、反省しました。 *人気ブログの最新更新情報はこちらからどうぞ。* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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