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テーマ:子連れのお出かけ(8053)
カテゴリ:娘のこと
8/18のお話しです。
いきるねっこさんと娘と3人で軽井沢へ向けて出発です。 恩師の別荘へ行く前に、上田市の無言館と信濃デッサン館を訪れました。 必ず行こうと前々から決めていたのです。 信濃デッサン館は何年も前に訪れたことがありました。 若くして亡くなった夭折画家たちの絵が集められた美術館。 無言館は同じオーナー窪島誠一郎さんが太平洋戦争の戦没画家の絵を集めて開かれた美術館。 画学生たちに届いた召集令状。 それでも絵を描きたい。出兵ぎりぎりまであと5分・・と絵筆を握った。 絵の続きを必ず描くから生きて帰ってくるとモデルの恋人に言い残してそのまま逝ってしまった、その絵。 絵の横に短く書かれたエピソードを読んでいるとたまらなくなります。 亡くなった年も18歳、22歳、30歳、、自分よりも若い年齢が並びます。 戦争時代、絵を描くということだけでも大変だったでしょう。 そのなかひたむきに絵を描いていた若い人を思って絵を見ていると胸がしめつけられるようでした。 最近の自衛隊のイラク派遣、憲法第9条の改正論議、、。 日本はどこへ向かっていくのでしょう。 クニの偉い人達がどこへ向かっていこうとも、私は軸をずらさないでいよう。私にできることを焦らず淡々としていこう。 そう思いました。 そして信濃デッサン館へ歩いて向かいます。 村山槐多、野田英夫、、何だかほっとしたのです。 ここへ来て良かった。 切実な思いで描いた画家たちの絵にみつめられているような慰められるような励まされるような。 無言館はテレビで紹介されたからか、結構人が多かったのに、信濃デッサン館はひっそりとしていました。 そのひっそりがまた良かったりもするのだけれど、でもでも!せっかく無言館まで行ったなら、是非是非信濃デッサン館まで足を伸ばして欲しい。歩いていける距離なのに、、、これを見ないとは何ともったいない。 すばらしいです、信濃デッサン館。 資金難で存続が危ぶまれているのだとか。 また是非訪れたい美術館です。存続してほしい! さてその頃娘は・・と言えば、、、 無言館は何かを感じたらしく、美術館に入るなり「こわいーこわいー」と言いだして長くはおれず、結局いきるねっこさんと私と交代で無言館へ入り、娘は外で遊んで待つ・・ということに。 信濃デッサン館は気に入ってゆっくりとみていました。 特に野田英夫さんの部屋が気に入ったらしくて、「ここが好き」と言って何度も絵をながめていました。 私も今回はとても野田英夫さんの絵に魅かれました。 そして無言館も信濃デッサン館も自然いっぱいの山の中に立っているというところがいいんです。 娘は遊ぶモノがいっぱいあって困らない。 またまたせみのぬけがら集めをしたり、へびいちごなんかも集めていたなあ。草もいっぱいでいろんな花が咲いているし。小さい虫もいっぱいいるし。 またまた時間が足りなくて「槐多庵」に寄れなかったのが残念だけれど、それはまた今度のお楽しみかな・・。 *人気ブログの最新更新情報はこちらからどうぞ。* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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