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テーマ:生き方上手(685)
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今回のテーマは「自分を嫌いになる人」です。
ちょっと大本のテーマから最近ずれてきたようなので軌道修正です。 そもそも何故自分で自分を嫌いになるのでしょうか? 直接的な原因として、イジメにあったとか、他人に徹底的に(精神的に)叩きのめされたとか、親から人格を否定されたとかいう他人による人格否定が多いのですが、根本的なところでいうと「自己嫌悪」です。 では何故「自己嫌悪」が起きるのか。 一番多いのは他人(特に親)の期待に応えたいのに応えられないことにあります。 他人(親)の期待(要求)に応えたい、期待に応える事で自分を認めて欲しいという欲求は誰にもあるものです。 しかしその期待(要求)が自分に見合ったものでないと相手の期待(要求)応えられないことになります。 普通はそれまでの努力を認めて、出来なかった事を責めず、次回に期待する事(挽回させる機会を与える)を伝えれば次回にがんばろうと心に誓うだけで、余り自己嫌悪にまで陥りません。 (もっとも本人が完全主義者でそんな自分を認めないのであれば話は別ですが) しかしここで相手が自分の期待に応えられなかったものを認めず否定すると、応えられなかった方は相手に認めら無いのでそんな自分を嫌になる(自己嫌悪)、という風にになります。 でもこれが1回きりでしたら自分嫌いにまで発展する事は余りありません。 でもこれが立て続けに起こり、さらに相手の否定の度合いが反論できないくらい過激になると 「自分はダメな人間なんだ。要らない人間なんだ」 という思考に陥り自分が嫌になります。 特に子供はまだ価値観も自分の軸も定まっていず語彙も少ないので反論できず、親のいうことをそのままうのみにしてしまいます。 そうすると物事に消極的になり、上手くいかなくなり更に自分を嫌になるというマイナスの循環に嵌ってしまいます。 ここで「自分を嫌い」な人になり、更に他人にそれを「いけない事」と怒られるとさらに消極的に内にこもっていってしまいます。 ではこのマイナス循環から救い上げる事は出来るのでしょうか? 何度も書いていますが、本人が変わる気が無ければ人間は変わりません。いくら他人(親)がどうにかしようとしても変われないのです。 特に感情のままに怒る事は絶対にしないで下さい。 自分嫌いな人は強引にどうにかしようとすればするほど相手に不信感を持ちますので、余計に警戒心を持ち受け入れる事が出来なくなります。 では、周りで見ている人は何も出来ないのでしょうか? 出来る事はあります。 まず第一に「自分が嫌い」ということを認めて(受け入れて)あげることです。 その人のツライ気持ちを分かってください。 実は「自分嫌い」な人は自分を嫌う事しか出来ないことに苦しんでもいるのです。 自分を好きになりたい、でも自分で自分の悪いところしか見えず好きなところが見つからない事にもがいています。 その気持ちを共感できなくても大変な事に理解を示してください。 その上で物事の見方を広げてあげましょう。 視野が広がれば自分でどうにかしようという気になるものです。 また「自分嫌い」の人は嫌いな自分を消すために自殺を考えている人もいます。 こう言う人には自分がその人を愛している事を伝え、自殺だけはしない事を約束して貰いましょう。 自殺をしたい人を止めるのはとても難しいです。 ただやめろというだけでは何の解決にもなりません。 というわけで次回は少し重いテーマ「自殺をしたい人へ」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.04 23:21:47
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