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カテゴリ:読書リスト
グインサーガ、未完の最終巻です。
とうとう出てしまいました。 今年急逝されました、栗本薫先生の最期の本です。 闘病しながらの執筆だったはずですが、そんな事は微塵も感じさせないストーリー展開です。 これからまだどうなるか分からない、ハラハラドキドキの展開です。 そして第2話の途中でぷっつりと切れてます。 (未完) の一言を最後に。 この先に展開される物語が見えそうで、それなのにないと言うこの状況に不思議な感じがします。 でもこの物語は何処かでやはり続いていると感じます。 何処かでこの世界の時間は流れている。 そしてそれを何時かこの続きを読める(知る)時が来る。 何故かそんな気分になりました。 物語の世界は作者が想像で創ったものであり、 また同時に元からその世界は存在しているのでもある。 昔々の漫画にそう言うことが書いてありました。 アカシックレコードのことを考えるとある意味その通りなのだと思います。 そう考えると、この世界にアクセスできる誰かが、栗本先生と同じようにこの世界の傍観者として、今いる私たちの世界に教えてくれるときが来るのかもしれません。 その何時かの日まで、グインサーガはここでいったん止まったまま。 そしてその何時かの日が来たら、また仕舞ってあったこのサーガを紐解いて読み返す日が来るのかもしれません。 そして最終巻のタイトルとして予告されていた 「豹頭王の花嫁」 を読む日が来るのでしょう。 その日まで、とりあえずのお別れです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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