上昇気流に乗って

昨日テレビのニュースを見ていた時におもったこと。

現在、政権を追われた自民党が分裂しつつあり、新しい党を作ろうと言う動きがあります。
それで元々中枢に近い人たちがどんどん離党していっているようです。

結局新体制にしたつもりの自民党はもう政権を取る事が出来ない、と見限りる人が出てきても不思議じゃない状態らしいですし。
まあ、それまでは良いのですよ。

ただね、その自民党に残る方の幹部？の方が離党・新党結成についてのインタビューに答えていたのですが、その答えが。

「新党を作るのは構わない。そちらと自民党で民衆党を挟み討ちすればいいですから」
というような事を言ってました。

つーか、挟み撃ちしてどーするの？
民主党を潰したいだけなの？
それってまるっきりおかしな話じゃない？
と感じるおバカな回答でしたねぇ。

…………結局、永田町内で勢力争いをしたいだけなんだな、自民党は。
日本を良くしようとか、経済をどうにか改善しようとか、これからもっと変えて行こうとか、そう言うものはまるっきりないんだな。

と私は捉えました。

あのさ、結局自民党って国民から見限られて政権を追われた、って意識が丸っきりないのかな？
国会での勢力争いで負けただけって思っていて、それを取り返さなきゃ、位しか感じてないのかな？

そりゃ、マトモな神経のある人ならいい加減見限るでしょ。
離れたくもなるでしょ。

自民党が政権を握っている限り、これ以上日本経済や生活はよくならない。
改革をして変えて行ってもらわなくては、ダメになる。
幾ら何を言っても既得権や旧態維持の政策しかしないようなところはダメだ。
それならまだ経験のないところの方が、しがらみがない分なんとかしてくれるだろう。

そう思う人が多かったから、民主党が圧勝したのにそれを分かって無い幹部が多いのか。
党首のすげ替えすればなんとかなる、という甘い見通しは看過され、実際に改革できるかをずっと見られているのに、それも分からないのか。

そりゃ～、若手と言われたり、改善改革の必須を肌で感じている人は嫌になるよね～。
もっともこの機会に自分の勢力を拡大したいだけ、という人もいるかもですが。

今までのやり方では通用しないのに、それさえもわからず鈍く年老いてしまったのかもしれないですね。

ただでさえ世界の動きは今までとは違う方に進んでいるのに、未だにそれを認めたくないのかもしれません。
もしくは昔の自分たちの都合のよい方に戻る事を望みすぎて、見たくないのかも。

ちなみに自民党内にも、離党する幹部が居てくれた方が新陳代謝が出来て良いと取られる動きもあるそうです。

だからあのインタビューに答えた人も、
「党内改革が進んでいる証左です」
とでも言えばまた違った印象だったかもです。

まあ、どっちに膿があるかは知りませんし、それはこれからの動きではっきりするでしょう。

どちらにしても自分たちの村内勢力争いにしか、視点が行かない人は近いうちに淘汰されるだろうなぁ。

と、そんな事を思ったのでした。