上昇気流に乗って

原発と被災地の話です。

と言っても原発の詳しい構造やら放射線やらの話は、ハッキリ言って私はよく分かって無いです。
なので原発を取り巻く諸々のお話し。

私が日経新聞をほぼ毎日読んでいた時～～大体２年くらい前ですね～～次世代エネルギー発電として、やたら原発が推奨されてました。

丁度温暖化の関係が経済を左右するように賑わさせていた時ですね。

二酸化炭素を排出しない。
少しの材料で多大な電力が作れる。

そんな訳でアメリカも他のヨーロッパも
「原発を作ろう！」
と言う感じに舵を取り始めた時期でありました。

しかも日経が結構それを推奨していたりして。
その辺りからかな、日経の社説とかが合わないって思いだしたのは。

あと日本メディアも結構賛成に音頭をとっていたような。
懸命にＣＭもしていたしね。

そして今回の震災で、一気に

「原発は危ない」
「作るの反対」
「原発計画の中止」

が一気に噴き出てきました。

もちろん推奨していたマスコミも
「大丈夫だ、心配ない」
っていう推奨派と
「危ないから中止すべき」
という反対派に分かれてますね。

その辺りが一体何が起きているんだろう、と思う訳です。

今まで賛成していたマスコミが、反対に鞍替えしたりするその理由は何だろう。
もちろん大衆の支持を得たい、と言うのもあるだろうけど、そうすることによって誰かが得をするのだろうか。

主要各国と言われる国々の意図も考えるのも必要かな。

この場合、原発が作られるとだれが得をして、原発がなくなるとだれが得をするのか、という点で見ていくと見えてくるかもしれない。

それと今原発関係の放射能関連のニュースが目白押しで、逆に東北被災地の状況が見えにくくなっていて。
その点誰かが意図して操っているのか？と思うこともある。

確かに被災地はかなり悲惨な状況のようだ。（と言うのも実際見てないから）

葬儀はもちろんのこと、火葬も埋葬も出来ない状態で１万近くの御遺体がある、と言うのを考えてみてもとんでもないことである。
しかもまだがれきの下にあり、発見されない御遺体もある、となるとどうなるのだろう。
下手したらそろそろ海底に沈んでいた御遺体が、浮上する頃でもある。

その辺りの支援とか、援助状況とか対策とかが殆ど出てこない。

そして津波で壊滅した被災地は、ライフラインが全部流され、復興自体が難しいとなっている。
ただ単に何本か電信柱が倒れただけ、なら東北電力＆下請けの方々が頑張って復旧に回れるのだろうが、電信柱が根こそぎ、町や市単位で流されてなくなっているとなると、復旧も何も、新しく設置しないといけない事となっている。

そんな状態もあって某県は、県民を県外疎開させることを視野に入れているそうだ。
ライフラインが残っていれば、県内の仮設住宅を作れば問題は無くなる。
でもライフラインを１から設置し直し、となるとどれくらいの時間と労力がかかるのだろうか。

そして原発の報道は、そういう状態から目を逸らさせたいのか？と思うことも偶にある。

もちろん放射能の問題は大事ですよ。
でも神経質に不安をあおっているような気が時々する。

一見見た目は「大丈夫ですよ、安心してください」と安全宣言を出しているよう見える。
けどその内容を見ていると、本当に安心させたいのか、パニックを起こさせたいのかちょっと考えてしまう。

何せ結局中途半端情報しか出してないのだから。

そんな中途半端な情報で安心するだろう、と思っているマスコミの姿勢もかなり疑問だ。
全てさらけ出すとパニックになるのだろうか、と疑ってしまう。
だからこそ今半パニック状態なのかもしれない。

こうなると逆に日本だけの意図で無く、他の何かの意図が絡んでいるのではないだろうか、と思うこともある。

その辺りは普通に見ている限り、なかなか見えてこないけど。

あっちこっちの情報を取捨選択して、眺めて浮かび上がるモノを導き出すしかないのかもしれないな。