上昇気流に乗って

きちんとアクセスできないので、表面をなぞるだけになるけど。

幼い頃から普通じゃない、と言われていた気がする。
機嫌が悪いと、天邪鬼だの、可愛くないだの、素直じゃないだの、平然と罵られた。

機嫌のいい時は何て事無いことが、機嫌の悪い時は些細なことで激怒された。
その時は何時殺されるか、何時酷い事をされるか、内心びくびくしてた。

おかしい。

そう言っても誰も相手にしてくれなかった。
貴方のためを思っているのよ。
お母さんを悪く言う方がおかしい。

周りの人がそういった。

誰も分かってくれなかった。
どう見てもおかしいのに、家の外ではいい人をやっていた母の外面にみんな騙された。
怒られているのを見ても、それだけの事をしてるんでしょ、と突き放された。

違う。
言っても通じない。

何故分かってくれない。
何故知ろうとしない。

それがグルグルする。
怒りと悲しみともどかしさと。
おかしくなる位。

死ね。

そう思った。
分かってくれない奴ら何か死ねばいい。
理解してくれない奴らは居なくなればいい。

嫌いだ。
こいつら全員嫌いだ。
敵だ。
私を追い詰める敵なんだ。

そう思い込んだ。

そして死ぬ時のこと、殺した時の事を考えた。
面白かった。
驚く顔、逃げまどう顔、命乞いをする顔。

全部無視して、めちゃくちゃに切りつけたり殺したり苦しませたりする。
笑った。
楽しすぎて笑った。

ザマアミロ。
そう思った。

みんなそうやって死ねばいい。
実際に出来なかった。
自分には力が無かった。
だから念じたりもした。

死ね。
お前ら全員不幸になれ。

苛めてくる奴も同様だった。
縛り上げて逆さづりにして、めちゃくちゃに傷つける。
助けて、の声がくだらなくて、自分のやったことを平然と棚に上げて、そんなこと言う奴らが煩過ぎて無視して切りつける。

そう言うのを想像するとうっとりした。
楽しかった。

でも色々と邪魔で出来なかった。
自分の体も制限だった。
鬱陶しかった。

周りから偉そうに口を出してくる奴、全員ウザイ。
死ねばいい。


途中から、はるかになった。

陽ちゃんが後ろの必死に隠しているものの一部。
世の中世界全てを恨むもの。

周りから蔑ろにされてきたら、周りを蔑ろにする。
周りを大事にして来たら、周りを大事にする。

逆もあるが、でも根本はここだな。
されてきてない人は、出来ないんだよ。

だって分からんもん、それがどう言う事なのかが。
なぜだめなのか分からんもん、だってそうされてそれが当たり前なんだもん。

何がどうして駄目なのか、そもそもそれが理解できない。


そう言う中途半端な人格ばかりだな、自分。