上昇気流に乗って

と、行っても２か所しか言ってないけど。

一つ目が名古屋ボストン美術館。
「日本美術の至宝」と言う企画展をやっていて、行ってきました。
と言ってもここは狭いので、前期後期で展示するんだけど。

日本画です、海外に渡った。

うん、すげえと思った。
絵巻物も面白かったけど、私は屏風絵が好きだな。

屏風は基本畳や床板の上に座ってみるものだから、しゃがんで観てたんだけど、やっぱり立って見るのとはなんか違う。
座って鑑賞するもんだなぁと、しみじみした。

それと曽我蕭白はやっぱり凄かった。
筆遣いが大胆で、でもちゃんと捉えてるんだよね、対象を。
それがすごいとおもった。

あと雲竜図はやっぱり圧巻だった。
ふすま絵で一部屋３６０度、ぐるりとかこまれていた、と思うとすげー迫力だっただろうなと思う。

絶対落ち着かない　笑

でも点数があまりないので、サクッと見て終わったけど。
グッズもあまりこれってのが無かったから、買わなかった。

で、ミスドでお昼して。

次に向かったのが名古屋市美術館の「大エルミタージュ美術館展」。
そーいえば、何で前売り買い忘れたんだろ、わし。

こちらは１６世紀から２０世紀初頭までのヨーロッパの油絵ですね～。

何か改めてみると、思わず突っ込みたくなる構図が結構あった。
キリスト教文化圏の生活を知らないから、余計なのかもしれないけど、日本人の感覚とはやっぱり違うな～、と思った。

ジェームス・ティソの廃墟（内なる声）は、思いっきり目が点になった。
某ブログでキリスト教の人が、キリストは弱い人の側にいることを描いている、って言っていたが。

が、何故張り付けから降ろされた姿（茨の冠無理に手足に釘を打たれた跡）で？
しかも何か豪奢な衣を着て？
しかも青いオーラをまとって？
っていうか、この廃墟って教会じゃないの？
この疲れた夫婦は？？

思わずググってしまったが、良く分からず。
むむむ。

スゲー謎。

あとは「死の天使」とか、「モルフェウスとイリス」が好きだな～。
ポストカードをつい買ってしまった。
もちろん、マティスの「赤い部屋」は良かったですよん。

そんなこんなで２館廻ったら、さすがに足が痛くなった。
新品のげた履いて言ったら駄目だねぇ。

ともかく面白かったです。
眼福でした～。