水と油
アンビシャスカードを覚えたての頃、「水と油」もよくやってました。最近は、手品を求められてもこれをあまりやりません。シークレット○○ィションを使って解決する方法なのですが、後の処理がどうも気になるのです。 手品を趣味にしていない一般の人なら気にならないかもしれませんが、なにか回りくどい気がして。。。 去年ぐらいに、DVD「the Essential ALDO COLOMBINI Volume 2」を買ったのですが、この中に「水と油」が収録されていました。私が今まで知っていた「水と油」と全然違う印象なのです。 黒4枚、赤4枚、計8枚のカードをデックから取り出します。黒4枚はお客に渡します。お客の黒のカードと、マジシャンの赤のカードを裏向きに交互にテーブルに置きます。マジシャンは、上から2,3枚の表側を見せ、混ざっていることをお客に確認します。しかし、全部を表にして、1枚ずつ確認すると、黒のカードと、赤のカードがきれいに分かれてしまっています。(~中略~) 次に、赤のカードを裏向きにファンに広げて、そこに裏向きにした黒4枚を入れていきます。どう見ても、1枚づつ赤と黒が交互になっているように見えます。マジシャンはカードを表にして1枚ずつ確認します。「赤と黒に分かれるんだろう」との期待を裏切って、全部のカードが黒になります。 このブログを書くにあたって、DVDを見直してみたのですが、本当に鮮やかだな~と、思いました。 しかしながら私は、このマジックをやろうと思えないんです。もちろん、私の「水と油」より遥かに難しくて、そう簡単にはできないですけれども、やろうと思わない理由が別に有ります。 このマジックが、お客にカードを渡せないタイプのマジックだからです。「カード見せてって、言われたらどうしよう」と緊張しちゃうんですよね~。 きっと、会話のテクニックとか演技の雰囲気が有れば、カード見せてなんていわれないんでしょうが。。。そういう風格って難しいですよね。ほんとに。(マジック以外でもね。)