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カテゴリ:過去を振り返ってみた
小さい頃、あれは確か・・・まだ小学生くらいの頃だったと思う。毎週日曜日になると、親父と弟と公園でキャッチボールなどをして遊んだ。
暫らくしてそれに飽きると、公園の色んな場所を探検することに終始。ゴミ箱の下とか、公用トイレの裏とか、そんなジメジメしたような場所に、期待なんかしていない宝物が存在した。 そんなある日、木の下で見つけた・・いかつい実のようなモノ。 親父に直ぐに「これなーに?」と聞くと、「まつぼっくりだよ」と教えてくれた。 (んじゃ、食えるんじゃん!!) 子供ながらにこう思った。 少年M君の頭の中では「栗」という文字しか浮かばない。栗=食い物 という図式が瞬時に出来上がっていた。何よりも、少年M君が「栗」というトゲトゲの実を生で見たことが無かったのが、この事件の発端になってしまう事はこの時はまだ誰も知らない。 (へぇ・・・この中に栗が入ってるんだぁ、、どんぐりみたいな感じかな) "どんぐり"なんかはよく公園で拾って食っていたので、その味は知っている。しかし、この「まつぼっくり」に関しては、全くの未知の物体。 もう、興味深々。 (どういう味がするんだろう・・ウキャキャ☆) しかし、踏んでも、壁に向かって投げても、まつぼっくりの表皮というか、うろこ状の弁を破壊する事が出来なかった。力が足りなかったのだ。 そこで考えた。 (ご飯と炊けば柔らかくなるに決まってる!・・・今日は"まつぼっくり"ご飯を食べよう!) 夕飯どきになり、母親がジャーにご飯を研いで入れたのを見計らい、ポケットに隠し持っていた「まつぼっくり」を上から5個くらい投げ入れた。 ・・・・ ジャーを開けて・・・まつぼっくりを5個入れた。 ・・・ まつぼっくりを入れた、、、入れたんだよ、間違いない。 ・・ 蓋を開けて入れて・・・ あれ・・ちょっと待てよ、、 記憶が途切れている。 という事は・・・ この後、相当な修羅場だったに違いない・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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