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2006.02.10
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カテゴリ:洋食・フレンチ
アルゼンチンの葡萄酒紹介の続きでしたが、先日開催されたディナーの写真を先にアップします。

っていうか、アルゼンチンの白ワイン紹介記事を書いていたら2回も狙ったようにPCがフリーズしやがって、その2回ともプルプル震える指で電源ボタンを押して涙を飲みながら強制終了、、という、面白い事が1日に2回も起きましてですね。

長文戦士でなくともBlog系のテキストを書いていたら誰もが一度は経験した事があるかもしれない「あ~うぜぇ・・マジかよ」と、これ以上の言葉が見つからないような脱帽感と倦怠感をつい数日前にダブルコンボで襲われたMです、こんばんは。

というわけで、同じ事を何度も何度も書くのってのは本当に馬鹿らしいですね。デジカメに続いてPCまで調子が悪くなってきたという事は、次は・・・

俺か??

でもアレか、基本的な脳みその容量は3バイトくらいしか無いから常時フリーズしている状態である事には変わりないんだけど。ちなみに今も当方の脳みそは「深刻なエラー」が発生していますが、そんなことは気にせずに進めていきます。

で、何だっけ、えっと・・・

そうそうディナーの話ね。

今回はまた写真を何枚か撮り忘れたんだけど、殆ど変わりの無い同様の食事をルパン氏も食べています。だから味の件はコメントでルパン氏にしてもらうことにして、いつもの「寸止めPUB」のような盛り付けを見て、皆さんには味を想像して頂きたいと思います。

あ、そうそう、今回のディナーは何か色んな制限付きだったんですよ。まず、鳥、豚、羊、牛肉が×で魚も白身の魚のみ。でもミルクやクリーム、バターはOKという、宗教絡みの食事。宗教が絡んだもの、例えばイスラム系は豚肉を禁じられてるとか、こういう食事を出す時のポイントは「危ない橋は渡らない事」。

つまり「ウサギなら使ってもいいかな~」とか「イノシシなら平気なんじゃネーの?」などというスレスレの落ちそうな橋は最初から渡らないようにする。肉が食べられないならば、お客さんの方からよっぽどの指定がない限り「食肉」という自分で持っている料理スキルを消去してメニューを組み立てる事が先決だと思っています。

だから今回は肉無しの野菜と粉系、魚で組み立てたメニューです。当方がコースを作る時は季節の野菜をふんだんに使用する事をなるべく心がけています。だから使った野菜の種類もこの4品で50種類くらいにはなったかな。

でもぶっちゃけ、何入れたかなんて細かい事まで覚えてないけどね☆

━━━━━━━━━━━━━━

●アンチョビとエメンタールチーズのスパゲッティーニ ルッコラとバジル、オリーブを添えて

IMG_0991.jpgオードブルにパスタを持ってくるという、奇抜なスターターを試してみました。もちろん温製でなはく冷製のサラダ系。ルッコラとバジルって何気に一緒に食べると美味しいんですよ、一緒に口に入れた瞬間にバジルの野性的な味が真っ先に来て、それが過ぎるとずーっとルッコラの味になる。当方の味覚には、ルッコラのほうが味の主張が強いように感じられます。塩はムーンソルトを使用、後味にまろやかな甘味があります。そこに複雑に絡み合うアンチョビの強いアミノ酸の旨味とエメンタールの丸い芳香な香り、そして味を引き締める為に入れたニンニクチップ。複雑でいて、1つに纏まった一品です。





●エスカルゴと海の幸の煮込み ロシア風

IMG_0994.jpgこれもオードブル。お客さんに「あれ?スープか?」と思わせておいて、実は少し濃度の強い煮込みだったりする。上に被せたのはピロシキをイメージしたバターパンで、旨味を封じ込めて上からパリパリと割りながら食べる。中にはアワビ、ホタテ、海老、ムール、エスカルゴが入っていて、エスカルゴだけが海のものではないけども、これが適度な苦味があってクリームで纏めた全体的にコッテリした味を程よく逃がしてくれる。焼き上がりにパンの表面に刷毛でバターを塗って提供。



●季節野菜の3種類の冷製スープ(アボガド・ガスパッチョ・ポティロン(カボチャ))

IMG_0998.jpg全員アルゼンチン人ではなかったので、日本風を入れようと思って盛り付けだけやってみた。もう少し背が低いカップのほうが良かったんだけど、数が足りなかったのでその辺は妥協。全て一口で飲めるほどの量にして、前に食べたクリーム系の煮込みと味が同系統にならないように気をつける。中にガスパッチョを入れたのは、口の中で酸味を補うため。





●姫サヨリの白ワイン蒸し カナダ米と野菜のフリット 2色のソース

IMG_1003.jpg姫サヨリとは、アルゼンチン名で「PEJELEY(ペヘレイ)」という魚のことで、日本では結構な高級魚とされている。白身で癖が無く、味はキスに近いけどもう少しパワーがある。筒状に巻いて白ワインで蒸した後、真ん中にカナダ米を詰める。カナダ米は一晩水で戻したものをアルカリ水で炊き上げたものに、オニオン、ニンニク、トマトで味付け。ソースは白ワインのソースと、甲殻のソース。野菜はナスの皮のフライと人参のフライ。








●ブロッコリーとカリフラワーの胡桃サラダ

写真撮り忘れ。茹でたブロッコリーとカリフラワーを良く水を切ってから塩コショウ、後オリーブオイルとクルミオイル、ピーナッツオイル、砕いた胡桃、シェリー酒ビネガーで味付ける。時期的に甘くて美味しいブロッコリーの味を邪魔しないように、味付けはかなり薄味。

●生チョコレートの小菓子とフランボワーズのアイスクリーム

写真撮り忘れ。これは本当に撮っておきたかった。もうね、コースの最後の方になると「あ~コレ出したら18時間労働が報われる・・・」なんて思って、一生懸命やりすぎて忘れちゃうんだよな、、チョコレートはベルギー産の最高級クーベルチュールを使用し・・・・写真が無いからあんまり覚えてない。ルパン氏はウマイウマイって言って食べてたな。

━━━━━━━━━━━━━━

最初の方にもチョロッと書いたけど、当方は味付けに何を入れたか覚えてないって事が殆ど。料理ッつーもんはその時の閃きとニュアンスで作っている為、直ぐに忘れてしまうのが当方のコース料理。デザートの砂糖とかゼラチンの分量とか量らないしね。これを適当と呼ぶか、それとも・・・

この辺りは中々理解されにくいというか、意見が2つに分かれるところなんだけど、個人的にはそれに対しての結果が自分では出ていると思っているので、それはそれで良いんじゃないかな、と。

もちろん原価などの計算は細かくやっているけど、同じものを作れと言われたら全然問題なし。問題なしというか、更にアップグレードしたものを作れるようになる。基本は嫌というほどやってきたので、初めて作るものなんかこの年になったら殆どないけど、応用で無限に広がりますね、香りと味付けなんかは。

料理は愛情!なんて叫んでた人が昔居ましたが、そんな事を言っているようではマダマダ甘い。「空腹が世界中で最上の調味料」とも言われる様に、料理に人間の持っている感情系の精神論は必要ない。世界各地に上等なスパイスや食通を唸らせるほどの食材はあれども、

「あ~腹減った~」

これが「衣食住」の中の「食」の万国共通基本形。

でも、満たす事ができても、減らす事が出来ないのが料理人のネックっちゃーネックなのかな。





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Last updated  2006.02.10 12:58:56
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