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2007.06.06
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カテゴリ:あ☆ぼたん
外国で公共の乗り物などを使用すると、レディーファーストという暗黙のルール若しくはマナーが発生します。

このレディファーストを大きく分けるとエレベーターやバスなどに先に女性を乗り込ませるといったドア系、レストランなどに食事に行った時に男性が女性を先に座らせる椅子系、大皿に盛り付けた料理などを先に女性に盛り付けたり、ワインは先に女性からといった食事系。

まぁ、細かく言えばマダマダあると思いますが、だいたいこんな感じでしょうか。

当方はですね、日本でこんなマナーなんてやったこと無かったので、ドアが開けば我先に!とズカズカ乗り込むし、飯がくれば自分の分しか装わないし、酒だって「俺のほうが知ってるんだから俺に先に飲ませろ!」と、マナーのかけらも無いような言動をしていたんですが、最近少し心を入れ替えようかな、なんて思ってみたりなんかして。

マナーというと、別なところでお年寄り、妊婦、怪我人などの方がどうしても困っているときに荷物を運んで挙げたり、公共の乗り物で席を譲ってあげたり、と色々出来る事があると思います。

電車で通勤していたころの若いときの当方はというと、朝のラッシュでも電車では大股開きで2席分のスペースを常に確保し、誰が来ようと腕組みして微動だにせず、お年寄りなんかが目の前に来ようものなら目で威嚇してから寝た振りをかまして居たような悪童でしたから、それはもう社会のゴミ、それ以外の言葉が見つからないくらいの悪っぷりでした。

それが、そんなゴミ人間がどうして今になって「心を入れ替えよう」などとの賜っているのかというと、先日こんな場面に遭遇したんです。

普段の生活において、公共の乗り物を極端に嫌う当方はアルゼンチンにおいてもその意思は全く変わらなかったんですけど、たまたま3年ぶりに電車に乗らなければならない状況になってしまい、しぶしぶ地下鉄駅内へ歩を進めます。

地下鉄独特のよどんだ空気を胸イッパイに吸っていると、日本にて「痴女」に遭遇した事、男なのに「痴漢(男)」にあった事、「知り合いが痴漢されてるのを助けたのに逆に痴漢と間違われ【最低!】と罵られた」ことなどが一気にフラッシュバックしてきます。まぁ、そこまでトラウマではありませんがね。

で、地下鉄に乗り込んで目的の駅へと出発。道程はだいたい20分くらいの予定で駅は7個。日本よりも明らかに揺れる車内でダルそう立って広告を見ていると、ドアが開き、どこかの駅に到着。乗り込んでくるお客さんもまばらだったんですが、その中に妊婦さんが一人いました。

するとそれを見た7人掛けの椅子に座っていた7人のアルゼンチン人が一斉に起立。

7人一斉に、7人とも寸分狂わずスタンダップ。

もうね、これには本気でビビッた。もちろん席を立ったお客さんが停車したその駅で降りるわけじゃないですよ、妊婦が車内に一歩足を踏み入れた瞬間に起立。そして妊婦さんが「ありがとう」と言って譲ってもらった一つの席に座ると、譲ろうとして立った客さんも安心した表情で着席。

カルチャーショック。

なんということだ!

こんな素晴らしい文化なのか・・・これは実践するしかない!

そういえば・・と思いだして見ると、アルゼンチン人は非常にそう言うところに気を使っていることがレストランでも、街中でも、色々な場所でも伺えるような気がしてきた。毎日毎日、前ポケットに手を突っ込んでチンコをポリポリ掻きながらボケーっと歩いている当方はこういうのを完全に見落としていた。

そしてこの地下鉄での一部始終をアルゼンチン人の友人に次の日に話すと「日本にはそういうマナーは無いの?」だって。だから言ってやりましたよ、「ねーよ!」って。

しかし、日本でもこういうマナーは

たまーにあるか、はたまたどこかにあるのかもしれません、いや、過去にはもう少しあったのかもしれません。でも当方は日本で30年弱暮らしてきて、こういう事はさほど重要ではなかったし、とくに必要でもなかった。だからやらなかった。やらなくても恥ずかしくなかったし、誰からも怒られもしなかった。

でも、7人掛けの椅子に、もしも当方が座っていて6人が一斉に立ち上がり、当方だけがポツンと一人だけ何事も無かったかのように座っていたら「なにこのジャップ!」「ファックユー!イエロー!」「エスタロコ!」と周りから思われるのは必至。

いかん

・・・

・・

次の日、こういう事を考えていたら非常にホンワカした優しい気持ちになれた当方は「マナーではなく、気持ちが大事なんだ!」と考え、いつものように前ポケットからチンコをポリポリ掻いて口を開けて歩く。テクテク歩いていると、前方に車椅子の年のころ80程の身なりの正しいオバァちゃんと、その車椅子を引く40歳ほどのオバさんに遭遇。

そして2人は今正にタクシーに乗り込もうとしているところだった。

しかし、オバァちゃんのほうは足がそうとう悪いらしく、オバちゃんに後ろから抱えられているものの重いようで思うように乗り込めないで居る。タクシーの運転手も「早く乗れよ」くらいの顔で手伝おうともしない。

これだ!

今までの当方だったら完全に「そんなんなら外出するなよ」くらいの事は思っていただろう。しかし、この前の地下鉄での出来事、あれは本当に見ていて素晴らしい出来事だった。

手伝わなくては!

おもむろに「手伝いますよ、テヘッ♪」と声を掛け、オバァちゃんの腕を握ると、

「ぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!」

モノの見事に【引ったくり犯】に間違えられた。

間違えられたっていうか、持ってたショルダーバックでオバちゃんに5発くらい叩かれた。その悲鳴と叩かれた事に酷くビックリした当方は「ごめんなさい!ごめんなさい!!」と叫び、何故か解らないけど「警察に捕まる!!」と意味不明な事を考えて猛ダッシュでその場から逃走。

ふっ・・・

いいのさ・・・・・

容姿は2週間ヒゲも剃ってなかったから熊五郎、皮ジャンはボロボロと数箇所穴が開き、ジーンズは2年くらい洗濯していないからモザイク模様の変な色になってる。端からみれば完全な「引ったくり犯」だ。

そういえば、友人が過去に言ってたっけ・・

「Mさんは南米でもヘビー級の顔つきですね」

って。

社会のルール・マナーは守るけど、人としての優しい気持ちにはもうウンザリだ。

レディファースト?

か弱い女を守れるほど強くないし、強い女に媚びれるほど愛想もない。馬鹿な女を許せるほど寛大ではないし、賢い女の嫌味を聞き流せるほど馬鹿でもない。明るい女の側に居られるほど体力はないし、暗い女に話を振れるほど話術もない。ブスに長所を見出せるほど善人ではないし、美人を好きになれるほどの勇気もない。

レディに対しては、この程度。





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Last updated  2007.06.07 03:05:35
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