晴明神社
晴明神社、一の鳥居。扁額は、金色に輝く社紋の桔梗印。とても珍しく特徴的です。「一條戻橋」の再現。現在も南100メートルのところに堀川に架かっています。「戻る」を嫌って嫁入りや葬式の列はこの橋を渡らないのが習わしだとか。お写真では半分切れてしまっていますが、式神の石像が横にあります。式神とは、陰陽師が使う精霊で人の目には見えなかったといわれます。二の鳥居。陰陽師で全国的に有名な安倍晴明をお祀りするこの神社は、この日も夕方近くでもとても賑わっていました。四神門石柱の上には、四神(東の青竜・南の朱雀・西の白虎・北の玄武)。お手水。パワースポットといわれている晴明井。晴明公が念力により湧出させた井戸され病気平癒の信仰があります。手前には北斗のモチーフ。どこを見ても、陰陽、五行が色濃く占いの神社らしいな・・・と感じます。流水口は、その年の恵方を向き祐気をいただけます。本殿ご祭神:安倍晴明御霊神朱雀帝から村上、冷泉、円融、花山、一条、の六代の天皇の側近として仕え天文陰陽博士として活躍。唐から帰国後、日本独特の陰陽道を確立していきます。晴明神社は晴明公の屋敷跡とされています。古い資料によれば東は堀川、西は黒門、北は元誓願寺、南は中立売という広大な地域が神社の土地であったとの事ですので広大な敷地です。本殿右隣には、末社 齋稲荷社齋(いつき)という言葉は、このお稲荷様が、齋院(さいいん)・鴨神社に仕える齋王(さいおう)がおこもりする場所にあったことに由来するとされています。また晴明は、お稲荷様の生まれ変わりとする説もあります。厄除桃ご神木。樹齢三〇〇年の楠。五芒星が随所にあしらわれ、独特のエネルギーに包まれた神社でした。帰路につく頃には、すっかり日も暮れてタワーが綺麗に輝いていました。