長い一日
前に記事にした呼吸の荒いフォアグラ君昨日やっと検査にこぎつけました肝臓の再検査に行ったのが11月の初めごろサポート食のおかげで数値はほぼ通常の値まで戻っていたのでこのままサポート食を続けましょうということになりましたその時に呼吸のことも相談したら心臓超音波のうまい先生を紹介してくださり日程の関係で(半日預けることになるので)昨日の予約となっていたのですその病院は偶然にも以前うらんたんの腫瘍摘出手術をしたオトコマエ先生のとこだったのですがまず呼吸音がおかしいということでレントゲンを撮るとなんと肺が半分以下の小ささになってしまってる!つまり胸の中に水だか何かが溜まって肺を圧迫している状態だったのですそりゃあ呼吸も苦しくなるわけです先生曰く、よくこんな状態で元気でいられるなあと(食欲と元気はありましたから)直ちに酸素室に入れられたフォアグラ君とにかく胸腔穿刺をして胸水を抜き取り、それを検査に出すという方針になったのですがただ、この状態で病院内にいることはとても危険で検査中に興奮しすぎて失神したり、針が心臓に刺さったりするリスクもあるとのこと突然にそのような(つまり突然死)覚悟まで強いられて、わけがわからないままフォアグラ君を預けて病院を後にしましたとてもそんな気分じゃなかったけど、用事があったのでとりあえず外出し病院から電話がないことを祈りながら(万が一の時は連絡がある)用事を済ませ連絡はないまま夕方に迎えに行きました先生がホワイトボードに書いた病名は「乳び胸」なんじゃそりゃ脂肪を含んだ白いリンパ液が胸腺を通る時になんらかの原因で漏れ出し、胸腔内にたまる病気らしい原因は心臓疾患や腫瘍・ウイルス感染などの場合と、原因がわからない特発性のものがあるとのことで腫瘍などの場合は治療をすれば乳び胸は良くなるのですが原因が見当たらない場合は対症療法しかなく(外科的処置もあるが猫の場合成功率は低い)何回も胸に針を刺すのはリスクも高いけど、それを続けられれば長生きするかもとのこととにかく胸水の検査結果が出ないと次のステップに進めないので10日後ぐらいにまたレントゲンを撮りましょうということになり帰宅原因がわかったのと、たちまち命に関わる病気ではなかったのでちょっと安心しながらネットでいろいろ検索して調べたりしてたのですが(あまり予後は良くないみたい)帰宅後、検査疲れでどこかに潜り込んでしまったフォアグラ君2時間後ぐらいに出てきたのですが、なんだかぐったりしてる呼吸は小さくはなっていたものの、相変わらず速くて浅い感じだしそれまではしていなかった咳(症状の一つ)も出ていて、ポコポコと音の出る呼吸もしていて受診前よりもあからさまにしんどそうもしかしてもう胸水が溜まった?不安になって夜間診療の病院に連絡して車を走らせましたそこでもレントゲンとフォアグラ君の負担にならないぐらいの簡易な超音波検査それに昼間にはしていなかった血液検査をしました結果、胸水は溜まっておらず呼吸はそれほど苦しくないはずだけど心拍が異常に速く、血液検査も心臓の異常を示す値が出ていたりして乳び胸とは関係のないところで、何かしら心臓に異常があるが今の段階では何の病気とは断言できないということでした病名がわからないから治療のしようもなく、ただ様子を見守るしかないのですステロイドを入れれば楽になるかもしれないが、感染症の疑いもあり原因不明の今はできないとのこと心臓の精密検査も、少し日を置いて落ち着いてからすれば何かしらの原因がわかるかもということでいずれにしても胸水の検査結果待ちですね今朝のフォアグラ君相変わらず呼吸は速いししんどそう夜の間もずっとコタツに潜り込んだままで食欲も当然なしトイレは何とか行けたみたいだけど、水も飲めてないしこのまま食べられなかったら点滴に行かないとな少し具合が良くなったのか、今はキャットタワーのてっぺんで寝ていますこれは今の写真じゃないですけどねオトコマエ先生は胸水を見ただけで乳び胸だとわかったので本来の目的である心臓の詳細な超音波検査はしなかったのですがもう少し粘ってくれても良かったのかなあなんて思わないでもないですねでもフォアグラ君の負担になるのでなかなか難しいところなのかもしれません昨日は長い1日でしたが長いのはむしろこれからです早くこんな風なのんきなフォアグラ君に戻ってくれるといいのですが胸水抜いて体重が激減したフォアグラ君そりゃあ330mlも抜けばね