カテゴリ:日々雑感
今年大学を卒業して中国新聞に入社した姪の記事が新聞に載った!
コロナ禍の中、ちゃんと仕事はできているのか。入社式はできたのか。どうやって通勤しているのか。 叔母としては心配でたまらなかったのだけれど こんな立派な文章を書いて~~~ と、感激しています。 **************** ~~ 新社会人、模索の夏 中国新聞新人記者が聞く、コロナ禍の「同期」~~多くの人々の暮らしに影を落とす新型コロナウイルス。今春、社会人になった人たちも、職場に慣れないまま在宅勤務になったり研修が中止・延期になったりしている。どんな思いを抱いているのだろう。中国新聞に4月に入社した記者が、いろいろな現場で働き始めた「同期」に尋ねた。 まず小学校を訪ねた。新学期が始まった途端、休校になった学校で、新規採用の教諭がどうしているのか気になったからだ。「一年を通じた指導経験がない中で授業計画を見直さないといけない」。ともに千田小(広島市中区)の教諭、小林大輝さん(25)、三澤飛華(あすか)さん(22)は表情を曇らせた。 小林さんは2年生、三澤さんは4年生の担任。これまで4日しか通常の授業をしていない。各家庭に課題を届けたり電話で日々の様子を尋ねたり。6月1日の学校再開を控え、準備に追われる。「勉強の遅れを取り戻すのはもちろん、子どもとの触れ合いを大切にしたい」と小林さん。三澤さんは「授業の進め方を考えたい」。焦りをにじませながらも前を向く。 在宅勤務を命じられた新入社員も多い。大手旅行会社に就職し、同市内の支店に配属された女性(22)は、4月中旬から今月上旬まで在宅勤務をした。出社は今も週1、2日ほど。「先輩から営業に必要な知識を学んでも、実際に接客する機会がなくて」と嘆いた。 5月は本来、修学旅行シーズン。新入社員は添乗員として業務のノウハウを学ぶが、軒並みキャンセルになった。全体研修も中止になり、同期との関係づくりが難しい。同じ支店の同期とは出勤日をずらしているため、ほとんど会えないという。 LPガス販売会社(中区)に入社し岡山支店(岡山市北区)に配属された渡辺智哉さん(22)は6月1日、約1カ月半ぶりに出社する予定だ。電話で取材すると、在宅勤務中は過去の研修動画を見たり、業務に必要な資格の勉強をしたりしていたという。「入社前に戻ったみたいだった。もう一度、一から学んで早く仕事を覚えたい」 「3密」を避けるため従来の研修が難しくなる中、工夫を凝らす企業があった。広島電鉄(広島市中区)は恒例の車掌研修を中止し、代わりに子ども向け動画作りを企画。松田瑞生さん(22)は「おかげで多くの部署の先輩と関わることができた」と喜ぶ。 全体研修をオンライン研修に切り替えたのは広島銀行(同)。新入行員は配属地区ごとにグループを結成。地区の歴史などを調べ、ビデオ会議システムで意見交換して報告書にまとめた。上田峻也さん(24)は「今、自分にできることを考えるきっかけになった」と振り返った。 社会経済活動が激変し、各職場とも新たな働き方の模索を迫られる。「新社会人はつながりをつくりにくく、例年より不安を増幅させている」とセミナー講師の藤岡佳子さん(37)=同。「得意、不得意や、どんな時にストレスを感じるかは人それぞれ。まず自分の性格を分析し、少しずつ周囲に伝えてほしい。働きやすい職場環境づくりに自ら動いてみて」と助言する。(石下奈海) 【担当記者の目】不安と焦り 境遇重なる 「街を歩き、人と話すのが記者の仕事」。新入社員研修で教わった言葉の実践はままならない。社内でも在宅勤務が進み、先輩になかなか会えない。マスク姿のため、先輩の顔と名前を一致させるのも大変だ。さまざまな現場の新人の話に、自らを重ねて何度も深くうなずいた。 「同期」たちは不安と焦りの中、歯を食いしばっていた。別の取材で出会った、コロナ禍を乗り越えようと頑張る人たちとダブる。私も今、自分にできることを探しながら、そんな人たちを応援したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 6, 2020 02:40:44 PM
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