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「ナイロビの蜂」★★★★★
映画は相変わらずそこそこのペースで見てますが、更新は久しぶりです。 今日は「ナイロビの蜂」を観に行ってきました。 アカデミー賞でレイチェル・ワイズが助演女優賞を獲得したことで話題になった映画で、ジョン・ル・カレの「THE CONSTANT GARENER(映画も同じ題)」を元に作られています。 (ネタバレあり) ガーデニングが趣味のナイロビ駐在の外交官の夫、ジャスティンと彼の赴任地のアフリカでボランティアとして働く正義感が強く美しい妻、テッサ。前半であっけなく(?)死んでしまう、テッサの回想シーンとジャスティンが妻の死の真相を究明していく現在のストーリーが交互に描かれて進んでいきます。 製薬会社がアフリカで新薬のための人体実験を行っている事実を知り、その事を公にしようとしたテッサが死んでしまう。ジャスティンに真実を打ち明けず、黒人男性医師と行動を共にしていて死んだテッサに浮気の疑念を抱いていたジャスティンが、やがてテッサの死に疑問を抱き、真相を究明していくうちに、テッサが自分に真実を打ち明けなかった理由やジャスティンへの思いの深さを知っていきます。そして、それまでは無気力で事なかれ主義だったジャスティンが、テッサのように情熱的に何も恐れず真相を追究していきます。この映画はラブストーリーが主軸ではありますが、アフリカの抱えている現実や、大企業と国の癒着などの社会問題など様々なテーマが織り込まれています。ラストは悲しい結末ですが、見応えのあるよい作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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