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ハンドメイド作家のヒトリゴト

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2022.03.21
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前回、ハンドメイドの取り置きはデメリットしかないと書きました。
その理由をもう少し深掘りして述べたいと思います。

私が考える取り置きする事のデメリットは以下のとおり。

1. とにかく面倒

購入する前に取り置きを希望する場合は、メッセージのやりとりをして専用ページを製作する事になります。
流れとしては、私はこんな感じの事をしていました。

 お客様から取り置きのメッセージが届く
     ↓
 在庫の変更を行う。
※ 複数サイトを利用している場合は、すべてのサイトの在庫の変更を行う必要があります。
     ↓
 「商品と個数」の確認。「取り置き期限」を伝えそれで問題ないかを問い合わせる。
     ↓
 お客様から返信を受けたら、メッセージを受け取った旨を伝え専用ページを作成したら改めてメッセージを送る旨を伝える。
     ↓
 専用ページの作成
     ↓
 専用ページをURL付きで製作した旨のメッセージを送る。
 この時、念の為に取り置き期限や期限が過ぎた場合は専用ページから買えなくなる事を伝えておく。

一連の流れとしてはこんな感じです。
正直、やりとりでも時間がかかりますし、専用ページだってそれなりに時間がかかります。
作家側から言わせれば、こんなやりとりをする時間があったら製作にまわしたい、というのが本音でした。

そして、時間をかけた割に、購入されなければただの無駄な労力になります。



2. 販売機会の損失

取り置きをしたとしてもお客様が購入されないパターンがあります。
その間他のお客様に売ることが出来ませんので、その期間中に他のお客様に購入の意思があったとしても結局は買えずにスルーされてしまいます。いわゆる販売チャンスを逃す事になります。
また、季節物などの場合、お客様が買わなかった事により売る時期を逃して在庫になる事にも繋がります。
絶対に買ってもらえる保証は取り置きにはありません。
作家側からしたら機会の損失はかなりの痛手になります。




3. 取り置きがある事によって他のお客様も‥‥

これは、経験して分かった事なのですが、専用ページを作成している時の方がお客様から取り置きとかオーダーができないかなどの問い合わせが多いと感じました。
つまり、専用ページは取り置きやオーダーの問い合わせを誘発するのです。
取り置きの専用ページがなければすんなり買ったかもしれないお客様も取り置きを希望するパターンがあるのです。
この為、面倒ごとが増える結果になります。




4. 自分のペースで販売ができない

取り置きがある事によって都合が悪い時にショップを休めないというのもデメリットの一つとしてあります。
前々からショップを休む予定があればお断りするのでしょうけれど、急に体調が悪くてショップを休みたい時、取り置きがあると迷惑かけない為にもショップを開けておく必要があり、しっかり休めないどころか下手すれば体調が悪くても購入されれば発送など体を酷使して行う必要がでてきます。
調子が悪いのにショップを休めない場合、今購入されたらどうしようと精神的にも辛い部分があり自分のペースで販売を行えなくなるとショップ運営を続けるのも辛くなります。
しんどい時にショップを一時的に休めないのは精神的にも肉体的にも辛いです。
そういう意味でも、取り置きは考え物なのです。


私が取り置きはデメリットしかないと思う理由は以上です。
結局のところ取り置きシステムはお客様にとって都合が良いだけのサービスですし、出品者側からすれば負担意外何者でもありません。なにより、販売機会の損失にも繋がるのはかなり痛い問題でもあります。
また、取り置きをする事により新たなトラブルを作る事になり、結果、嫌な思いもしました。
トラブルにならないように丁寧に対応したつもりですが、それでも色々なお客様が居ますし、お客様によっては最終的にトラブルになるパターンもあるので注意が必要です。
結局、トラブルの元になるのだったら取り置きはせず「先に買った者勝ち」というのが一番シンプルで良いかと思いました。





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最終更新日  2022.03.21 17:54:21
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