♀オンナ♀ひとりで想うこと

ウェルカム・ホーム！


鷺沢萠さん、名前はもちろん知ってるし、テレビや雑誌で見たこともありましたが、

本は読んだことがありませんでした。

映画監督？の利重剛さんと結婚してたんだよなぁとか、確か何年か前に亡くなって、

自殺だったんだよなぁとかいうことは知っていたのですが。


新潮文庫の新刊で出ていて、面白そうだと手に取ったら、やはり面白かった！


＜内容紹介＞
　いちばん大事なのは、お帰りって声をかけてくれる人がいること。
　親友の父子家庭に居候しながら家事と子育てに奮闘する元シェフ渡辺毅と、
　再婚にも失敗し前夫の連れ娘と引き離されたキャリアウーマン児島律子。
　それぞれの「ウェルカム・ホーム」をさがすふたつの物語に優しい涙が
　とめどなくあふれる。
　まるで神さまからのギフトのような慈愛に満ちたサギサワの最高傑作。


どちらも「フツー」の意味での家族（いわゆる血縁や婚姻によって築かれる家族）

ではないけど、温かくしっかりとした繋がりが感じられる。

自分自身、結婚して、子どもを生んで・・・といったフツーの家族、生活はできない

かもしれない・・・と不安になる中で、少し希望が持てたような？気がします。