カテゴリ:読んだ本
黒と茶の幻想(上) 黒と茶の幻想(下) 先日読んだ『夜のピクニック』の勢いを借りて?、前に買って読み始めたんだけど数ページで 挫折していた『黒と茶の幻想』を読みました。 読み始めたら面白くて、結局2日で読んでしまった。 【楽天ブックスより】 目の前に、こんなにも雄大な森がひろがっているというのに、あたしは見えない森のことを 考えていたのだ。どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。 学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。 卒業から十数年を経て、4人はY島へ旅をする。 太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた『過去』の闇。 旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか…? 華麗にして「美しい謎」、恩田陸の全てがつまった最高長編。 ノスタルジックで、いかにも恩田陸らしいと思われる物語だった。 『夜のピクニック』の主人公達の十数年後を見ているような感じがしてました。 印象に残ったフレーズ・・・ 「誰かと過ごして楽しくて、また会おう、また時間を作ろうと思っていても、そんな機会は ほとんど二度と来ないことをあたしはちゃんと知っている。」(節子) うん、本当にそうだよなぁ。 何だか切ないことなんだけど、そういうものなんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読んだ本] カテゴリの最新記事
|
|