カテゴリ:今日のあれこれ
家守綺譚 「それは、ついこのあいだ、ほんの百年すこし前の物語。」 学生時代に亡くなった親友の実家に「家守」として住む作家・綿貫征四郎の日々の生活。 それぞれ植物の名の付いた28篇の短編からなる連作集です。 亡くなったはずの親友が掛け軸の中からボートに乗って訪れてきたり、サルスベリに思い を寄せられたり、河童や人魚が現れたり・・・そういう意味ではファンタジーに分類される ものかもしれません。 全体の雰囲気はファンタジーというより妖怪譚のほうが、しっくりくるかも。 今市子さんの漫画「百鬼夜行抄」に近い感じがします。 すごく懐かしくて、ゆったりした時間を楽しめる本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|