テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:読んだ本
リンさんの小さな子 少し前に読んだ本ですが、忘れられない、とても好きな本です。 【楽天ブックスより】 戦禍の故国を遠く離れて、異国の港町に難民としてたどり着いた老人リンさんは、 鞄一つをもち、生後まもない赤ん坊を抱いていた。 まったく言葉の通じないこの町の公園で、リンさんが知り合ったのは、 妻を亡くしたばかりの中年の大男バルクだった。ところが…。 現代世界のいたるところで起きているに違いない悲劇をバックにして、言語を越えた コミュニケーションと、友情と共感のドラマは、胸を締め付けるラストまで、一切の 無駄を削ぎ落とした筆致で進んでゆく。 特定した国名は書いてありませんが、(多分)ベトナムからフランスへ難民として来た リンさんと公園で出会ったバルクとの物語です。 リンさんとバルクは、お互いの言葉が全く分からないけれど、一緒にいて幸せだと感じ、 お互いを尊重する。 難しい言葉は使っていないし、あっという間に読めてしまうけれど、読んだ後で感じるのは 深い静かな思いです。 沢山の人に読んで欲しい、美しい物語です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月17日 22時50分50秒
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