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2007年06月11日
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カテゴリ:読んだ本

村田エフェンディ滞土録   家守綺譚


さて、まだまだ続きます。(よほど暇だったって分かります?)
休みに読んだ本~その3~は、梨木香歩さんの『村田エフェンディ滞土録』です。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
 時は1899年。トルコの首都スタンブールに留学中の村田君は、毎日下宿の仲間と議論したり、
 拾った鸚鵡に翻弄されたり、神様同士の喧嘩に巻き込まれたり…それは、かけがえのない時間
 だった。だがある日、村田君に突然の帰還命令が。そして緊迫する政情と続いて起きた第一次
 世界大戦に友たちの運命は引き裂かれてゆく…爽やかな笑いと真摯な祈りに満ちた、永遠の
 名作青春文学。


梨木さんは、とても好きなというか、好みの作家さんです。
この本もトルコに留学中の村田さんの生活が、淡々と綴られているのですが、何ともいえない
味わいがあります。

下宿先の主であるディクスン夫人や他の下宿人(ドイツ人のオットー、ギリシア人のディミトリス)、
召使のムハンマドと村田さんとの間で交わされる会話などは、梨木さん自身の留学時代のことを
書いたエッセイ『春になったら莓を摘みに』を彷彿とさせます。

時に、お稲荷さんの狐やらエジプトの山犬(アヌビス神)やら、不思議な出来事もあるのですが、
何となくそんなこともありそうな気分になってしまいます。

最後に帰国した村田が身を寄せるのが、何と『家守綺譚』のあの家です。
といっても読んでいない人には、何のことか分からないとは思いますが、これはすごく嬉しい
驚きでした。

それから、この本を読んで、トルコへ行ってみたくなりました。
多分、ここで描かれているトルコとは変わっているのかもしれないけど、悠久の歴史に比べたら
100年くらい何てことないかもしれない・・・。

 春になったら莓を摘みに





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最終更新日  2007年06月11日 23時17分58秒
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