カテゴリ:読んだ本
沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ2) 前から読みたいと思っていた夢枕さんの小説が廉価版で出たので、早速読みました。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 貞元二〇年(西暦八〇四年)。 唐の都、長安では、妖異な事件が続いていた。 役人・劉雲樵の屋敷に猫の妖物が憑依し、徳宗皇帝の死を予言。 また驪山の北にある綿畑では、皇太子・李踊が病に伏すことになるとの囁き声が 聞こえてきたという。そしてこの二つの「予言」は、やがて現実のものとなった…。 同年、遣唐使として橘逸勢らとともに入唐した、若き留学僧・空海。洛陽の街での 道士・丹翁との邂逅を経て、長安に入った彼らは、やがて劉家の妖物に接触すること となった。 劉はすでに正気を失っていたが、空海は、青龍寺の僧・鳳鳴とともに悪い気を落とし、 事の次第を聞くことになった…。 いや~~、面白かったです!! 1巻、2巻を一気読みでした。 といってもこれで全部ではなく、巻ノ3と巻ノ4は、今月中に出る予定なので、もう早く 続きが読みたくて仕方ないです。 空海と橘逸勢とのやり取りは、『陰陽師』の安倍晴明と源博雅を思い出させるところが あり、何だかうれしくなってしまいます。 (そうは言っても、私としては、博雅の方が数等倍好きではありますが。) 『陰陽師』も最近のシリーズは、ちょっとご無沙汰なので、久し振りに読みたくなりました。 そういえば、岡野玲子さんの『陰陽師』には、途中から(多分11巻位から)付いていけなく なったのでした。 やっぱり、夢枕さんの原作の方が好きです。 同じく途中で投げ出していた司馬遼太郎の『空海の風景』もこれを読んだ後なら、何とか 読めるかな?? 再度、挑戦してみましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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