カテゴリ:読んだ本
空の中 今日は、山形へ出張でした。 大宮で上越新幹線から、山形新幹線に乗り継いで、片道約4時間。 山形滞在時間が約4時間なので、調度半日の日程です。 行き帰りの旅のお供にちょっとボリュームのある本をと選んだのが、有川浩さんの 『空の中』です。 以前にプレゼントされた『阪急電車』が面白かったので、気になっていた作家さんです。 『図書館戦争』が有名ですが、文庫化されていないのでこれはまだ未読。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊 パイロットは調査のために高空へ飛んだ。 高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは? 一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。 大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる 前代未聞の奇妙な危機とは― すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。 デビュー2作目で、初めはライトノベルとして書いたものを、担当さんが 「どうしてもハードカバーで出したい。」と言ったという話が、 あとがきにありますが、本当にそれだけの事はあります。 新幹線の中にも関わらず、何度、(T-T) ウルウルして周りを見渡し、 こっそり鼻をかんだことか。 高校生2人と大人2人(といっても20代なので私から見るといずれも若い!のですが) の2組の主人公の話が交互に綴られていきますが、この4人がいずれも魅力的です。 でも、何より素晴らしいのが、川漁師の「宮じい」! 今は、あまり見かけなくなってしまった「真っ当な大人」です。 偉そうなこと、難しいことを言うのではなく、自分の経験に基づいたまっすぐな言葉が ズシンと胸に響きます。 文庫特別書き下ろしの「仁淀の神様」は、本編の後日談ですが、これがまた泣かせます。 読んだ後、気持ちがスッキリして、暖かくなる・・・そんなおススメ本です。 これもすごく好き 阪急電車 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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