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ナイチンゲールの沈黙(上) ナイチンゲールの沈黙(下) 昨日の出張で、『空の中』を読み終わった後に読み始めたのがこちら。 映画にもなった『チームバチスタの栄光』のシリーズ第2弾です。 今日は人間ドックだったので、病院で病院モノを読むのも面白いかと思って、 持っていきました。 人間ドックって待ち時間もそれなりにあるんだけど、ちょこちょこいろんな所を回るので、 読書には集中できませんね。 特にこういうミステリーだと、それで犯人はと盛り上がったところで中断されたりして。 エッセイのような軽い読み物の方が良いと思いました。 と言いつつも、しつこく読み続けて、読了したのですが。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。 担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。 眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、 子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。 その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は 院内捜査を開始する。 小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、 そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を 見せていく…。 一応、殺人事件が発生して、「犯人は誰?」という謎解きもありますが、犯人そのものは あまり以外でもない様な気がします。 (いえ、まあ、それなりの「謎」は明らかになるのですが。) それよりは、浜田小夜と伝説の歌姫の歌に秘められた謎の方が気になる。 残念ながら、本作で白鳥啓輔が登場するのは、下巻の途中からなので、白鳥と田口先生の 遣り取り(ボケと突っ込み?)が、あまり無いのが淋しい。 あとがきを読んだら、海堂さんの書かれた小説は、このシリーズに限らずみんな繋がって いて、大きな物語を作っているらしい。 こんな所は、京極夏彦さんの世界と似ているかも・・・と思いました。 他のも早く読みたくなったけど、とりあえず文庫化を待ちます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月15日 21時26分16秒
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