カテゴリ:プチ情報
私が勝手に『開成くん』と呼んでいる知人の話です。 うり坊の受験の時、開成くんは自分の受験の事を話してくれました。
小学校での成績は、上の方でした。 ある日、母に連れられて四谷大塚のテストを受けたんです それがすごく高得点で、そのまま塾に入ったのでした。 でも勉強がだんだん難しくなり、量も増えていきました。 勉強するのがイヤになり、母に「受験も塾も辞めたい」と言いました。 母はあっさり「わかった」と言って、退塾手続きをしてくれました。
勉強がなくなり、しばらくはほっとしました。 でも塾の先生にチヤホヤされることも、母にほめられる材料も減り、 すごく寂しくなりました。 そこで「やっぱり受験する。塾に行きたい。」と母に言いました。 「今度は自分で『やる』と言ったんだから、最後までやり通しなさい。」 と言って、母は塾へ電話してくれました。
開成に合格。 開成を選んだ理由は、家から一番通いやすい場所だったから、 時間が無駄にならないと思って。
学校や塾の先生から『神童』扱いされていました。 開成には『神童』と呼ばれていた子が大集合 普通の子になりました 教科書類は、すべて学校に置きっぱなし。 だって本来、勉強は学校でするものでしょ?
大学受験になりました。周りの多くが東大他国立大を受験しました。 自分も東大を受験、合格しました。 いろいろ考え、自分に一番合っていると思った私大に進学しました。 東大は家から通いにくかったというのもありました。 友人の何人かも、東大を辞退して私大に進学しました。
そう決めた時、親戚のおじさんたちが説得にやってきました。 東大への進学を勧めてきましたが、父も母も「自分で決めればいい」と 言ってくれました。心強かったです。 でもおじさんは納得いかなかったようで、僕の結婚式のスピーチでも 「東大に受かったのに行かなかった」と文句言ってました
しっかりと見守っています そうするべきだとわかっていても、誰にでもできる事ではないと思います。
うり坊やとら吉には、自分の意見や理想を押し付け、 あれこれ指示し、怒ってばかり・・・ 開成くんの話を思い出すたび、自己嫌悪に陥るのでした・・・
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Last updated
2008.05.30 11:22:48
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