いつまでも…二人で

きょうは、いい夫婦の日でした

こんな日は、つくづく一人は辛い・・・
とてもとても、パパさんのことを思い出してしまう

昨年の、クリスマスが近づいたある日
夫は、散歩へ出かけました

いつもより帰りが遅いなぁ、と思っていたら
少し疲れた様子で帰ってきました

にこっり笑って、「これ」と言って
わたしに手渡したのは、年末ジャンボ宝くじでした

長い結婚生活の中で、宝くじを渡されたことなんてなくて
お互いが、気が向いたときに買う程度の物でした

この時は、すでに余命宣告されて
年が明けたら、複数のホスピスを見学して
申し込みをするように伝えられた頃でした

夫婦にとって、底なし沼へ落ちてゆくような出来事でしたが
夫は、とても冷静で穏やかでした

夫が買ってきてくれた宝くじは、神棚においておきました

「当たるといいね・・・」

嬉しそうに、夫が言いました




これは、少しでも私のためになるようにという、夫の私への思いやりでした
自分が、この世からいなくなれば、私が天涯孤独になると思って

お金があれば、そこそこの不幸を乗り越えられると思ったのでしょう

残された時間が、あまりないという事実を静かに受け入れた時、
ただただ、私の将来だけが気がかりだったのでしょうね


なんて暖かい大きな心をもらったのでしょう
お金では、決して買うことのできない大きな大きな温かい心・・・

そろそろ換金しないとただの紙切れになると思って
帰宅途中の宝くじ売り場で、当選番号を見てもらいました

参加賞の３００円が３セット

これで良かったのです
当選金額ではなく、私はパパさんの私を思う心をもらったのです



今日のいい夫婦の日に


ありがとう、パパさん


私は、一人で頑張ってるよ
一人で、ご飯も食べてるし
一人で、お墓参りにも言っているし
二人でよく言ったお店にも、一人で行ってるよ


パパと結婚できて、妻で幸せでした
本当に、ありがとう


これからも、一日一日をボチボチ生きていきます

今日も、ありがとう
明日もよろしく・・・


　　　　　



きょうも、ご訪問ありがとうございました<(_ _)>
明日は、ゆっくりと過ごします

皆様も、良い休日を(^▽^)/







にほんブログ村