いつまでも…二人で

とても気持ちの良い日でした

鴨川の桜は葉桜となりましたが、流れが穏やかで





春の比叡山は、まだ桜が残っているのかところどころピンク色です





大文字山も、春霞の中に・・・






歩くと少し汗ばむくらいの、とても気持ちの良いお天気で


新緑の楓と、青空と白い雲・・・




この葉が、年末には真っ赤になるのですね

こうして、季節は毎年繰り返し、繰り返し・・・

四季の美しい景色を作ってくれています


そういえば私の人生も、四季に例えられるのではないかな？と青空を眺めながら考えました


春は、幼少期
親元で、兄と一緒に育ったころです
近所の同じ年の男の子と仲良しで、幼稚園にも一緒に行っていました
幼稚園の教室を、鮮やかに覚えていたりします

夏は、成長期
学校で勉学と共に、部活も頑張って
時間を見つけては、美術部でデッサンと油絵の基礎を身に付けたのでした

楽しかったなぁ～～、何をしても楽しくって笑い転げていたような気がします

大学・大学院でも勉強が楽しくて研究室に残りたかったけれど、
そうはいかず・・・


そして実りの秋
夫と巡り会って、人生が熟成していくのがわかりました

舅さん・姑さん、夫の長男・長女と一気に家族が増えて
苦労も楽しく、面白がりながら過ごした気がします



そして、夫と死別して一人で生きていく冬

これからの時間は、一人でじっと耐え忍びながら生きていく季節

彩は少ないけれど
きっとそれなりに、綺麗な景色があるはず・・・

華やかさも、熱もないけれど

春と夏、そして秋を過ごしたからこそ耐えられる季節なのだと思います


これからは、一人で過ごして行くことになるけれど
風邪をひかないように、少しでも心を温かくして過ごしていれば

必ずきっと、何かが見えるはずだと思います

時折、過ぎ去った季節が懐かしくなると思いますが
冬は冬

いくら望んでも、夏や秋にならないのと同じで
静かに冬の季節を過ごせばいいのだと思います


そして、このラストシーズンを終えるとき
夫のように『なんて、いい人生だったのだろう』
と言えるように、これからの日々を過ごして行ければいいなぁ・・・


穏やかなある春の日、鴨川のベンチで日向ぼっこしながら
こんなことを考えました


夫も、よく鴨川を散歩していましたが
もしかしたら、同じようなことを考えていたかもしれませんね

きっと、そうでしょうね
夫婦ですから

考えることは同じ・・・






今日は、佳きことがありましたか？
明日も穏やかに過ごせますように


今日もご訪問をありがとうございました<m(__)m>





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