テーマ:死別の悲しみ(22)
カテゴリ:つぶやき
言わないと決めたけれど・・・今日も暑かった(^^;) 沖縄は大きな台風で被害が心配です どうぞ何事もありませんように 4年前、夫との最後のクルーズで寄港したロシアの『ウラジオストック港』 今日は、私の知人の女性のお話です 彼女とは、お仕事を通して知り合いました 彼女は特に、お金には困っていなかったのですが とある仕事で自己肯定感を得るために働かれているようにお見受けしていました 仕事も、フリーランスなので何かに縛られることはありませんが 仕事の量で、自分の価値を計っていらっしゃる感じがしていました 人の価値観は人それぞれなので 何に優先順位を付けて生活されていても本人が満足であれば 他人が批判したり、評価することはできないと思っています でも、今日彼女を見ていてとても不安になりました 彼女より5歳年上のご主人は、定年前に心臓の調子が良くないので早期退職してストレスのない日常を送っていらっしゃいました 2人の息子さんも、遠くの大学へ通われてその地で就職されたので二人での生活です その彼女から1年前に相談されました 『夫がすい臓がんが見つかって、何とか手術はできるのだけれど食欲がなくってね…』と 私が死別したことはお知らせしていないのでご存知ではなく 私は、家族や夫も癌になったことがあるので癌に詳しいと思われていたみたいです 医学的な専門知識は持ち合わせていませんでしたし お力に慣れることがあったらお知らせして欲しいと伝える事しかできなくて 心配しかできなかったのですが、忙しそうにお仕事をされていたので落ち着かれたのだと思っていました しかし、2か月ほど前・・・ ご主人の術後経過観察の診察で複数の転移が見つかって余命宣告されたのだと聞かされました 手術ができないので、抗がん剤治療するか体力温存を選択するか迷っていると仰って 気丈に振舞っておられました 転移前の手術で胃をほとんど切除されたので、なかなかご飯も食べれず ひ弱になって行かれるとのことで、ご主人も気弱になられて 自宅で、一人でお留守番をすることを辛そうにされるのが悲しいと仰っていました 私としたら、当然、余命宣告で命が有限だと知らされたので 彼女はご主人との時間を最優先にされて、お仕事の時間は削られるのだろうと、それが当たり前だと思っていました そんな彼女と今日であったので、近況をお伺いすると 今までより増してお仕事をしていらっしゃる・・・ 朝、7時半ごろ家を出て家に帰るのは午後6時ころ ご主人は約11時間、たった一人で家で限られた時間を過ごしていらっしゃる それが、彼女が悩んだ挙句出された結論 ご主人との残された時間が、1年もないと告げられて その時間を彼女は、このように過ごすと決められたのです ご主人を見送られた後、後悔されないのだろうか 自分を責めることはないのだろうか そして、いくら望んでも もう二度と、ご主人と過ごすことはできず 会うことも語ることもできないのだということを 彼女は、ご主人を亡くされてから 気が付かれることにならないのだろうか お節介ながら、今日はそんなことを強く感じてしまいました お仕事は、望めばすぐに手放すことはできます ただ、彼女は自分の存在価値を仕事に求めていらっしゃったように思います 人それぞれ でも、死別の苦しみは 配偶者を愛し大切に思っていれば、誰もが同じ・・・ 彼女が、後悔と自責で壊れないよう見守る事しかできないのでしょうか 人にかかわることの難しさを 改めて感じた日でした 今日もお読みくださってありがとうございます<(_ _)> いつも応援のポチっとして頂いてありがとうございます 今日も宜しくお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ ⇩ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.02 21:40:11
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