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いつまでも…二人で

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2023.10.16
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カテゴリ:体調

一人旅が原因ではないと思うのですけれど
なんだか気持ちが上がらないのです、この頃・・・

これまでの方が、精神的に辛い時期だったと思うのですけれど
『けなげ』に頑張っていたのか、心も体もある程度の健康を保っていたように思います


上手く表現できないのですけれど

しんどい、のです

でもね、食欲だけは落ちないのですよ
これも不思議なのですけれど・・・

夫の終末期とそれまでの闘病期は、
食欲不振にはなりませんでしたが
何を食べても『砂を噛むような味気無さ』でした

夫の気分が向いたら、何を食べても良いように
おやつをはじめ果物や食材を取り揃えていたので
よく何かを食べていたように思います

それでも体重は・・・お洋服のサイズが2段階落ちました
自然と体重が減ると靴のサイズも小さくなるのか
夫を見送った直後は、靴に中敷きを入れて履いていました


そして、独り暮らしが始まって
自分の為だけの生活に変わって
食事も食べたいものを作るようになって
『美味しい』という感覚が戻ってきました
そして体重も順調に戻り始めて、限界を超えかけています^^;

これだけ見れば
24時間、必死で死神と戦い続けていた頃に比べれば
安定した健康的な生活に戻ったように見えますけれど

違うのです


何なのか・・・うまく言えないのですけれど

私の周りの世界に靄がかかっているような
はっきりと見えないので、一瞬も気が抜けないような緊張感が続いているような・・・

疲労感という表現が一番近い感覚が、重くのしかかっているような
『しんどさ』が続いています


ずっと続く緊張感のような、どうしようもない心の硬さのようなものは
どのようにして緩めてあげればよいのでしょうか…

夫が居てくれた頃の当たり前の日常に、当たり前にあった『安らぎ』
この安らぎこそが、一番の心の安定のために必要なものではないかと思うのです

ぐっすりと眠れないのは、
広い荒野の木の下で、いつ天敵が襲ってくるか分からない状況で、
一人で眠らないといけない状況と同じようなものだからだと思うのです

心の底から安心できない状況が、今も続いていて
この状況がいつまで続くのかもわからないでいるから
心が、だんだんと疲弊してきているのかもしれません

一時的に受けたショックは、時間薬で癒えていくかもしれませんけれど
無くした安心感は、時間薬で戻るものではないのですね


時間が経つことで
ある程度、癒えてくる感情もあるけれど
二度と手にすることができない安心感や幸福感があることを

時間が経つ毎にはっきりと認識していくことになる・・・


だから、時間が経つにつれて辛い感情が現れてくるのでしょう
最近、軽くなる気持ちがあっても、反比例するように重くなる心があることに気付きました

日にち薬では治りにくいこの感情は
もしかしたら、永遠に過ぎ去ることなく
心の中に居座り続けるのでしょうか

そうだとしたら、追い出すことを考えないで
上手く共存できるように、コントロールしていかないといけないですね


そんなこと、できるのでしょうか・・・


今日は、晴れない心でこんなことを考えていました

(先週ホテルの夫が大好きだったお寿司屋さんで、握りやお料理の一部)








今日もお読みいただいてありがとうございました<(_ _)>




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最終更新日  2023.10.16 21:30:30
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