テーマ:記憶(14)
カテゴリ:思いのままに
何年か前に、NHKのドキュメント番組で この一年八ヶ月の間、お仕事や文書を考えている時など 頭が知的作業をしている時に 全く別次元で急に息が止まるくらいの 胸が押しつぶされるような哀しみが湧いてきました きっと脳と別の場所で、この哀しみが湧いてきているんだわ… 最近そんな確信を持ち始めています これまでの色々な研究では データーは脳が記憶して、感情は心臓が記憶している そう考えている人たちも多いです なぜなら、記憶は神経細胞に保存されます 脳は神経細胞の集まりで、心臓もそれに似た細胞の集まりなのです 心臓移植を受けた人が、ドナーの記憶を一部引き継ぐことは世界中から報告されていますよね 難しい理屈は置いておいても 何となく納得できるものがあります そう考えると 理性での制御ができないのは当たり前ですよね 将来、脳の病気になって記憶が怪しくなっても 感情の記憶だけは心臓に保存されているので正確に残る… お姑さんは、認知症で夫が子供だということがわからなくなっても 夫の顔を見ると、それはそれは満面の笑みで喜ばれました 心が覚えているのね 主治医もスタッフの方々も、そう仰っていました 心臓で記憶されている強い感情の記憶… 夫との幸せだった感情と 夫を失った人生最大の哀しみは 心臓が止まるその時まで、しっかりと覚えているのだと思います だから、この哀しみが消えることがない以上 乗り越えようとか、忘れようなんか思っても無理なのですよね 生きている間は 楽しかったことも、幸せだったことも そして、体が引き裂かれるほど辛かった別れの時の記憶も 全て、抱えて行かねばならないのでしょう 辛い記憶もいつしか愛おしく思えることができれば もしそんなことができたとしたら きっと、とても幸せな人生だったと思えるのでしょう… そんな日が来てくれますように… 今日もお読みくださってありがとうございました<(_ _)> 今日も読んだよ!!! のお印にポチっとして頂ければ嬉しいです(^▽^) ⇩ フォローはこちらから宜しくお願いします ⇩ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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