お昼ごろに
カップボードの引き出しの整理でもしようとしたら
2年前のお買い物のレシートが出てきました
ちょうど3月のもので
夫の体調が坂道を転げ落ちるように悪くなってきた頃のレシートでした
残しておく必要性もないのに、大切に束にしていたのは
その時の過ぎていく時間そのものがとても大切に思えて
ひとかけらも残さず、自分の元に留めておきたいと思ったからだと思います
品目を見たら
プリンや蒸しパン、キューピーの『優しい献立シリーズ』の
おかずがピューレ状になったレトルトも買っていました
もしかしたら食べられるかもしれないと、思えるものを片っ端から買っていたのでしょう
二人にしては多すぎる量の食材をほぼ毎日、買いに出かけていました
こんなにレシートを綺麗に束にして保管していたんだわ…
自分の行動を自分で覚えていなくて
でも、そのレシートの日付を見れば
その日にどのようなお料理をして、その日を過ごしていたのかが
鮮明に思い出されて…
この部屋で、その日に夫と私が過ごしていた一時を
まるで傍観者のように見ているような感覚になりました
そして気付いたことは…
まだまだ傷口は塞がっていないかった、ということです
もう、思い出すこともなかった
あの辛い思いの一つ一つが蘇って来て・・・
フルーツは全てブレンダーでムースにしたら、食べることができたけれど
お肉類は、いくら柔らかくても租借力が弱まってので食べられなくなっていて
それでも元気を付けるために必死で夫が食べようとして
ご飯を三食食べる事が苦行のようになってきていた事…
それでも食べられなかった食事を、
私が泣きながら毎回捨てていた事・・・
もう、忘れた方が良い辛く痛々しい記憶…
もしかしたら、想い出の中には
忘れた方が良いものがたくさんあるのかもしれません
想い出の全てを持ち続けることは
もしかしたら、前に進めなくなるのかもしれません
だから、時間薬の一つには
脳が覚えておいた方が良い記憶と忘れた方が良い記憶を選別して
思い出すことで、心が穏やかになるように
整理してくれているのかもしれませんね
そうだとしたら今日、見つけたレシートの束は
保管しておかない方が良いのかもしれません…
でも、
捨てることは、できませんでした
もっと、もっと年月が流れて
このレシートを見ても心が痛むことがなく
夫と過ごした最後の一時を鮮明に思い出すことができるアイテムになるかもしれないから
やっぱり、あまり目につかない奥の方に仕舞っておきます…
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今日はお雛様でしたので
ケーキを一つ買えなかったので、二つ(^^;)
そして、夜ご飯には夫が大好きだった
丹後のばら寿司
一人前なので小さいですけれど…
一人分を買うこともだんだんと慣れてきましたけれど
スーパーでのお買い物も、夫に持ってもらわないといけないほど、たくさん買うことも全くなくなって
ケーキを1個だけ買えるようになれば
お一人様の上級者なのかもしれませんけれどね
家事は大変だったけれど
たくさんの物を買ったり、たくさんお料理を作ったり
毎日お掃除をしないと、お部屋が整わなかったり…
家の中は、賑やかなのが幸せなのですね
独りだと
部屋も汚れず乱雑にもならず
食材の買い出しも1週間に1度で良くなって
お風呂もおトイレも、不思議とあまり汚れなくて
お洗濯も毎日するには量が少なすぎて…
独りがこんなに嵩低いんだ、、、と独りになって気が付きました
二度目の独りのひな祭りも無事にクリアできたように思います
来年はどのように過ごしているのでしょうね
それまでに家をすっきりさせたいので
今年は整理整頓に時間を割きたいと思っています
今日も、お読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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