今日も寒いどんよりとした曇り空でした
時折、霧雨のような傘をさすほどでもない雨粒が頬に当たりました
こんな日は、気分が上がりにくいですね…
そして今日は、空いたバスの中で
ママ友らしき二人が楽しそうにお話をされている様子を見ていて
仲よさそうな雰囲気に心が和みかけていたのですけれど…
会話の端々に見栄のようなものが見え隠れしていて
私も、もっと若い頃は色んな鎧を着ていたな…と色んな事を思い出していました
友人と見栄を張るからではないけれど
流行と言う時代の流れに乗り遅れてはいけない、と思っていたところがあって
お洋服やファッション小物や家電に至るまで
欲しいものばかりでした
物欲がお仕事をするエネルギーになると本気で思っていたように思います
それが
夫と死別して一人になってからは
いままであった物欲がどこかへ行ったのか
あまり感じなくなりました
例えばお洋服も欲しい理由があります
夫と旅行へ行くからとか、お散歩に必要だからとか…
食器にしても、夫との食事の時に使いたいとか
欲しい理由と目的がありますよね
だから、独りになるということは
着飾る意味も
日常生活に新たな模様替えをする意味も
華やぎを演出する必要も無くなった
と言うことなのだと思います
だから、いままで色々と欲しいと思ったり
他の人の事を羨んだりしていたのは
私の場合は見栄を張るためではなく
夫との生活をより楽しくするために必要としていた…と言うことがわかりました
独りになってから旅行もしましたけれど
そのために洋服を買おう、という気分にはならなかったので
自分だけなら、その時に快適に過ごせれば拘らないのです
死別をして
二人生活から一人生活になるということは
生活様式が変わるだけではなく
寂しいとか哀しいという精神的なダメージだけでもなく
生きる張り合いのようなものも無くすので
そこから派生するポジティブな思考にブレーキをかけて
全ての、生き生きとした感情が押さえこまれるように思います
その結果、煩悩まみれで生きてきたのに
最近は、煩悩が消えたようにさえ感じられます
それは消えたのではなく
煩悩という物を作り出すエネルギーが失せているのでしょう
だから人と争うことを避けて、なるべく波風を立てないようにしている…
もしかしたら、煩悩まみれで悩んでいるほうが
人間らしいのではないかな、と思っています
人によって、それぞれでしょうが
エネルギーがチャージされて、自然と元気になってきたら
また困った煩悩に惑わされて悩むのかもしれませんね
もしかしたら、その時が『死別を乗り越えた時』なのかもしれません
今日は、元気なママたちのおしゃべりを見ていて
こんなことをぼんやりと考えていました
明日は、青空がみえるといいな
今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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