テーマ:ホスピスでのケアー(6)
カテゴリ:思い出
春らしい良いお天気が続きませんね
ちょうど2年前の早朝に、夫とホスピスへ向かったのでした もう上体を起こすこともできなかったので 民間のストレッチャー付きのタクシーと、看護師さんを一名お願いして とてももろいガラス細工のように、大切に、大切に、 ストレスが無いように精一杯、気を付けて向かったのでした ストレッチャーに横たわったままで、車の窓から桜並木の桜が見たくて 夫は一生懸命に首を持ち上げようとしていましたが、うまくできなくて… 少し頭を持ち上げてあげると、窓の外をじっと見ていました 桜が見える? と、問いかける私に 優しい笑顔で答えてくれて 桜とあの柔らかな笑顔が同化して…心に刻まれています たった15分ほどの移動でも とても体力を消耗してしまうので、無事に到着できるか それだけが心配でした 夫と私の本当に最後の一時になったホスピスでの時間… かけがえのない想い出ですけれど 今は 今は… 思い出すと 胸の奥から、熱い塊が湧き上がってくるような とても苦しく とても辛い 忘れたくない大切な記憶なのですけれど 思い出したくないような そんな葛藤が日に日に大きくなってきています あと何年経てば… 桜を見て、お命日だなぁ…と 心乱さず、懐かしく思い出すことができるのでしょうか そんな日が必ず来ると 今は信じて 焼け付くような胸の奥の痛みに 耐えることにします 明日は、少しでも心が軽くなりますように… 今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ 今日も読んだよ~~~とポチっとして頂ければ嬉しいです ⇩ フォローはこちらから宜しくお願いします ⇩ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[思い出] カテゴリの最新記事
|
|