いつまでも…二人で

午後から曇ってきましたけれど、今日も穏やかな天気でした
桜も一気に咲きだしましたね

今日は用事があって、用事を早めに済ませて
近くにある茶道の聖地を歩いてきました

紫明通りの小川通りを下がって（南へ）行くと、
茶道の三千家のお家元が並んでいます



この辺りから、急に空気がピンと張りつめたような静寂に包まれた気配に変って
ここから左に、裏千家・表千家・武者小路千家が並んでいます




裏千家の向かいには、茶道をされる方々がお道具を買い求められたり、目の保養をされる茶道具の『清昌堂　やました』があります
1850年創業で、今では東京と札幌にもお店があります




裏千家の今日庵です





そのまま南へ歩けば、表千家の不審庵です



ここから南へ行くと武者小路通に面して、武者小路千家の官休庵があります




この界隈は、大きな堀川通を一筋東に入ったところなのに、とても静かです

実は夫は茶道を嗜んでいたので、この小川通りを何度か歩いたことがあります
今日庵へは、二度ほど連れて行って貰ったことがあります

それぞれの家元の玄関だけを見ていると大きさがわかりませんが
中へ入れば、立派なお庭があって庭木には啄木鳥がいたりします

不思議ですけれど、心が洗われるような気がするのです

今日、独りになって初めて歩いてみましたが
変らぬ静寂と清々しい空気に包まれた雰囲気は変わることなく此処にありました

懐かしい場所の聖地巡礼のような気分になりましたけれど
またこの景色も空気感も

私一人だけの景色として上書きされていくのかと思うと
それはまた寂しいことです

二人の思い出の上に、独りの経験が上書きされていって
また違う思い出になっていく…

生きて行くとは、そういうことなのだと思いますけれど
生きて行くという事は、なんて残酷なんだろうと

家元のある道を振り返って眺めながら、悲しくなりました


また明日から雨が降って、桜は散らないと思いますけれど
こんなに雨の多い春は珍しいですね

最近は、珍しい事ばかりなので困惑しなくなりましたけれどね


明日も出かける用事があるので、雨が強く降りませんように
足元が濡れるのは、気分が下がってしまいますものね


それでは今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ





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